20万円分、宅飲みで楽しめるワインを買えるだけ買ってみようと思い立ってはじめたシリーズ。
今回は、ボルドー 1級格付け 5大シャトーの筆頭格シャトー・ラフィットを擁する「ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト ラフィット」がチリで手がけるワインをご紹介します。
チリで生産されるだけで、フランス ボルドーの本格的な味わいがとてもリーズナブルに楽しめるお得なワインです。
ロス ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニョン
ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト ラフィット
もともとボルドーで絶対的地位の「シャトー・ラフィット」を擁するロートシルト家が、ワイン事業を世界で展開するために1868年に「ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト ラフィット社」を設立しました。
チリにおけるプレミアムワインの先駆けになるべくつくられたのが「ロス ヴァスコス」のワインです。
ロス ヴァスコスのラベルには、ロートシルト家紋章の5本の矢が描かれています。ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト ラフィット社が作ったワインにはこの紋章が描かれています。もちろん、あのシャトー・ラフィットにも。これこそが高い品質の証。
チリのコルチャグア・ヴァレー中部に所有するブドウ畑は、作付面積640haと同地区では最大規模。広大な畑ながら、殺虫剤や除草剤などの化学物質を使わない栽培方法を採用し、グリーンハーヴェストによる収量制限を行うなど、手間のかかる栽培を行っているのも品質にこだわる証しです。
ブドウ品種は、カベルネ・ソーヴィニョン100%。ビンテージは2020年で、価格は約2000円。
ワインレビュー
色合いは、濃い紫。香りは、レーズン、コーヒー、ピーマン、インク。黒系果実とボルドーらしいインクのようなかっちりした味わい。品を感じさせる味わいです。
ワインを開けてから30分ほど経つ頃から香りが開き始めます。果実中心ではなく、インクやピーマンぽい青臭い香りと調和が取れて洗練されている印象。カリフォルニアのようなジューシーさではなく、しっとりとして品のある感じ。
2000円以内でこの味わいなら大満足!
個人的には、この価格帯なら先日飲んだカリフォルニアのジューシーなカベルネ・ソーヴィニョンの方が好みですが、このワインの持つ洗練された味わいもとても魅力的です。
週末に美味しい赤ワインでプチ贅沢な時間を過ごすには、オススメです!
ロス ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニョン
生産地:チリ コルチャグア・ヴァレー
品種:カベルネ・ソーヴィニョン
価格:約2000円(2023年5月現在)
香り:レーズン、コーヒー、ピーマン、インク
味わい:バランスよく品のある味わい
点数:3.4