本当の宅飲みおすすめワインを探すため、20万円分のワインを買ってみようと思い立ってはじめたシリーズ。シリーズ 26本目となる今回は、ブルゴーニュ屈指の白ワインの造り手 ”ルイ ラトゥール”の白ワインです。
ブルゴーニュの白ワインを体現するような繊細でエレガントな凛とした味わいのワインでした。
ルイ ラトゥール リュリー ブラン 2018
生産者のルイ ラトゥールは、ブルゴーニュ好きでは知らない人がいないほどの超有名生産者です。
ルイ・ラトゥールには、自社畑のブドウから造る「ドメーヌ・ルイ・ラトゥール」と他の生産者からブドウを買い付けて造る「メゾン・ルイ・ラトゥール」のワインがあります。ラベル上方にある円形シールを見れば、どちらか書いてあります。
もともとネゴシアンで創業してそのイメージも強いですが、じょじょに自社畑を増やしていき、今となってはコート ド ボーヌで最大規模のグランクリュ所有生産者です。ただ、それらのワインの多くは高価格帯です。
一方、「メゾン ルイ ラトゥール」というネゴシアンものには、ブルゴーニュらしい味わいながらも庶民にも手の届く価格帯のワインが多数あります。今回ご紹介するワインもその1つです。
「ブルゴーニュの白が飲みたい」
そんな時に自分が真っ先に考えるのが”ルイ ラトゥール”です。
リュリー ブランは、リュリ村とシャニー村にある標高230~300mのにある石灰岩の土壌で育った平均樹齢30年のシャルドネで造られています。マロラクティック発酵、ステンレスタンクで8~10ヶ月熟成。価格は税込3800円(2023年9月現在)。
ワインレビュー
色合いはレモンイエロー。レモンなど柑橘系にアプリコット、白い花、ハチミツ、ヘーゼルナッツと複雑でエレガントな香り。程よい酸味とミネラル感が味を引き締めます。余韻も長く幸せなワイン。
言うことのないブルゴーニュ シャルドネです。複雑でエレガント、力強さもありながら酸味とミネラルが味を引き締めています。
香りを嗅いだ瞬間、口に含んだ瞬間、「そう、これこれ。これを期待してたの!」と言いたくなる。いつ買っても安心して飲むことができる大手生産者ゆえの安心感が魅力です。
3800円は家飲みでは決して安くありませんが、ブルゴーニュ シャルドネを味わいたいならおすすめできる1本です。週末や少しいい日に、ずばっと王道ワインを試してみましょう!
ワインを知るにはまずは王道にいくのが近道です。
ルイ ラトゥール リュリー ブラン 2018
生産地:フランス ブルゴーニュ
品種:シャルドネ
価格:税込 約3800円(2023年9月現在)
香り:レモン、りんご、パイナップル、白い花、ハチミツ、ヘーゼルナッツ
味わい:複雑でエレガント、力強さもありながら酸味とミネラルのバランスが秀逸
点数:4.0