恋人同士で素敵な時間を過ごしたい
想いを伝えるため素敵なプレゼントがしたい
仕事を頑張っている自分へのご褒美にいいワインが飲みたい
バレンタインは恋人のため、大好きな人のため、自分自身のために特別な時間を過ごせる時ですね。美味しいワインがそんな時間を彩るかもしれません。
どんなワインを選んだら良いかわからない人のために、いつもよりちょっと贅沢な、個人的におすすめワインをご紹介していきます。
少しだけ自己紹介させてください。
札幌在住のサラリーマン。日本ソムリエ協会のワインエキスパート兼ワイン検定講師の「ノムタメ」と申します。セレブではない普通の会社員だからこそ身近でリアルな情報を、ワインが好きだけどあまり詳しくない初心者の方のために、わかりやすく発信しています。
参考にしていただければ嬉しいです。では、さっそくいってみましょう!
5000円以下で買えるプチ贅沢ワイン
【赤】マルキ・ド・カロン・セギュール
フランスボルドー地方のワインです。「カロン・セギュール」というメドック格付け3級のシャトーのセカンドワインです。品種はカベルネ・ソーヴィニョン。
セカンドワインと言っても、ブドウの樹齢が若いため、ファーストワインの基準を満たさないなどで、ファーストワインと同様に手間暇をかけられつくられています。約4500円の価格でボルドー 一流の味わいを堪能することができます。
味わいはボルドーらしい力強く、コクのあるワインです。ボルドーの美味しいワインを飲みたい時におすすめできるワインです。
エチケットにハートが描かれていて、バレンタインにぴったりの1本だと思います。
【泡】ニコラ・フィアット ブルーラベル
シャンパンをおすすめする理由は、ワイン好きならほとんどの人が大好きだからです。ハズさないのです。もちろん、お酒の飲めない人は除きます。
どんな料理にも寄り添う万能性もシャンパンの魅力です。手作りの料理に合わせたいけど、どんなワインがいいだろうとお悩みの人にピッタリなのがシャンパンです。
ニコラ・フィアットの魅力は、シャンパンとしてはリーズナブルな価格です。ブルーラベルは、スタンダードなシリーズとして5000円以下で買えます。フランス国内販売数量1位の大手メゾンなのも納得です。
個人的に好きなのは、コクのある味わいです。トースト香が香り、爽やかな中にも複雑性と旨味があるので、シャンパン飲んでるな〜という気分にさせてくれる1本です。
1万円以下で買えるプチ贅沢ワイン
【赤】コスタセラ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ マァジ
イタリア ヴェネト州の「アマローネ」は、陰干したブドウからつくられ、凝縮した味わいと豊かな香りが特徴のワインです。
ロミオとジュリエットの街として有名なヴェローナの北側に位置するヴァルポリチェッラ村でつくられています。
濃厚で凝縮した味わいが、大事な人との距離を近づけてくれるでしょう。バレンタインにおすすめのワインです。
【泡】アンリ・ジロー エスプリ
シャンパンです。価格は6500円程度です。
アンリ・ジローの特徴は、良質なピノ・ノワールを作り出すアイ村のブドウを使用していることです。ピノ・ノワールはシャンパンにコクを与えます。シャンパンでもコクがあるスタイルが好きな人にはぴったりです。
芳醇でエレガント、それでいてコクがあるアンリ・ジローは、選んで間違いない1本だと思います。このシャンパンで満足しない人は、よほど経済力があって高級なものを飲んでいる人でしょう。シャンパンを普段飲まない男性もその味わい驚くかもしれません。
シャンパンではダントツおすすめの1本です。
1万円以上の贅沢ワイン
【赤】シャトー・カロン・セギュール
5000円以下でおすすめしたマルキ・ド・カロン・セギュールのファーストラベルです。つまり、メドック格付け3級シャトーのファーストワインです。価格は18000円〜20000円程度です。
おすすめする理由は、伝統的なボルドースタイルを体現する味わいです。力強さはもちろん、熟成した時にまろやかなになり口当たり優しく、いい意味で色々な味わいが複雑に絡み、豊かな香りを持ちます。
グラスに注いだあとゆっくり時間をかけて楽しむことで、香りや味わいの変化も楽しむことができるでしょう。
その昔、カロンというシャトー名だった時代に所有していたセギュール伯爵は、格付け第1級のシャトー・ラフィット、シャトー・ラトゥールも所有していましたが、次のような言葉を残しています。
「ラフィットでもラトゥールでもワインは造っている。だが私の心はカロンにある」
このワインをこよなく愛したことがわかる言葉ですね。また、有名なワイン評論家ロバート・パーカー氏も次のような言葉を残しています。
「紛れもなく、第1級格付けシャトーと肩を並べるほどの潜在能力を持ち合わせたワイン」
第1級シャトーのワインは10万円前後の価格ですので、それらの5分の1の価格で本格ボルドーを味わえることを考えると、ある意味リーズナブルとも思えてきます。
エチケットにハートが描かれているのもバレンタインらしく、世界中から認められた人気のあるワインです。
【赤】ジュヴレ シャンベルタン メオ・カミュゼ フレール エ スール
最後に紹介するのはブルゴーニュ ピノ・ノワールです。ブルゴーニュ ワインで特に重要なのは、造り手です。同じ地域や同じ畑だとしても、ブドウ栽培方法や醸造方法などで味わいに大きな差がでます。ピノ・ノワールは、造り手の想いやテロワールが味わいに直結するブドウ品種です。
「メオ・カミュゼ」は、ブルゴーニュ ピノ・ノワールが好きな人なら必ずと言っていいほど知っている名門ドメーヌです。醸造担当のニコラ・メオは、ワインの神様と呼ばれる故アンリ・ジャイエから直接指導を受けた数少ない人物です。神様の魂が宿るワインであることを考えるとその味わいに期待が持てるのではないでしょうか。
このワインの大好きなところは、旨味です。「ワインに旨味?」と思われるかもしれませんが、ピノ・ノワールの良いワインは共通して出汁のような旨味があります。エレガントで複雑な香りで魅了された後、口に含んだ時のスムーズさ、そして喉を通り過ぎた後にじんわり感じる旨味がなんとも言えないのです。
繊細な味わいなので、味の濃い料理に合わせると良さが消えてしまうので、料理の味付けはシンプルな方がいいでしょう。また、赤ワインですがマグロやカツオなどの赤身の魚とも相性が良いです。「魚に赤ワイン?」と思う人を驚かせてあげましょう!
まとめ
▼5000円以下で買えるプチ贅沢ワイン
【赤】マルキ・ド・カロン・セギュール
【泡】ニコラ・フィアット ブルーラベル
▼1万円以下で買えるプチ贅沢ワイン
【赤】コスタセラ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ マァジ
【泡】アンリ・ジロー エスプリ
▼1万円以上の贅沢ワイン
【赤】シャトー・カロン・セギュール
【赤】ジュヴレ シャンベルタン メオ・カミュゼ フレール エ スール
ぜひワインで特別な夜を演出してみてください!