今日はワインの味わいを劇的に向上させるアイテム 『ワインエアレーター』についてご紹介します。家でリーズナブルなワインを飲む機会の多い人にこそ使って欲しい。ワインの味わいがまろやかになって、1クラス上の味わいに変わります!
※画像はMicrosoft Copilotで作成
ワインエアレーターとは?
ワインエアレーターは、ワインが空気に触れることで酸素と化学反応を起こし、その風味を一気に開花させるための道具です。レストランなどで、大きなフラスコのような容器にワインを移し替えてるのみたことないでしょうか?デキャンタと呼ばれる方法でワインを空気に触れさせるのですが、エアレーターを使えばその時間を大幅に短縮できます。
ワインエアレーターの利点
- 風味の向上:エアレーターを通すことで、ワインの香りが豊かになり、風味がまろやかになります。
- 手軽さ:エアレーターは小型で持ち運びも簡単。場所を取らず、手入れもぬるま湯でさっと流すだけ。デキャンタだとそうはいかない。ありがたし。
- 時間短縮:デキャンタに比べて、ワインを飲むまでの待ち時間がぐっと短縮されます。
ルーシャズ シャワーエアレーター
今回ご紹介するのは、『ルーシャズ シャワーエアレーター』です。価格は6,930円(2025年1月現在)。

こんな感じで収納されています。

組み立ては超簡単です。黒い丸型の台座に長いアクリルのスタンドを差して、本体をスタンドの輪の中にはめるだけ。
個人的に便利だと思ったのが、本体を手で持てば小さなグラスや背の低いグラスにも使えること。背が低いと、注ぐ時にワインが跳ねてちょっと見た目がスマートじゃないんですね。こんな時に便利。そしてヘッド部だけ持ち出せるように収納する巾着(画像右上)がついてるので、持ち運びも最小限でいいのがありがたい。

※画像は公式HPより
「味は本当に変わるのか?」
本当に味は変わるのか?いや、美味しくなるのか?今回2本の赤ワインで試してみました。
①トレ イコーネ(イタリア)
品種:モンテプルチアーノ・ダブルッツォ、プリミティーヴォ、ネレッロ・マスカレーゼ
カルディで約2400円で購入。イタリアの濃い系赤ワイン。
②クネ クリアンサ 2020(スペイン)
品種:テンプラニーリョ85%、ガルナッチャおよびマスエロ15%
スペインを代表するテンプラニーリョのスタンダードワイン。約1500円。
結論として、2本とも美味しくなった! どう美味しくなるかというと、カドが取れてまろやかになる感じです。つまり、1クラス上の柔らかい口当たりのワインに早変わりするんです。
どうしてか?まず、家飲みで気楽に飲もうとすると500〜2000円の価格帯のワインが多いと思いますが、これらのワインは総じてヴィンテージが若く力強い味わいのワインが多いんです。今回の2本もそうです。
そうすると、タンニンがギシギシしていたり、渋味や酸の主張が強すぎることが多くなります。エアレーターを使って空気に馴染ませることで、香りが開いたり味わいがまろやかになることがハッキリと実感できます。
正直、味わいの変化は期待以上でした。家で赤ワインを飲むならぜひいろいろ試してみて欲しいです。また、ワインが好きな人へのプレゼントとしてもオススメ。ワイン好きでも家にデキャンタある人はかなり少くないと思うし、持っていたとしてもエアレーターの手軽さに喜んでもらえること請け合いです。
ワインエアレーターを使う時の注意点
ワインの味わいが繊細なピノ・ノワールのようなワイン(ミディアムボディ)に使うのはやめましょう。繊細な味わいが台無しになってしまう可能性があるためです。
また、熟成したワインにも使うのはやめましょう。ワインは熟成していく過程でタンニンが溶け込み、味わいがまろやかになっています。十分まろやかなのに敢えて空気にたくさん触れさせても逆効果になってしまう可能性が高いからです。
まとめ
ワインエアレーターは、ワインの風味を最大限に引き出すための素晴らしいツールです。特に急なおもてなしや、家飲みでワインの魅力を最大限に発揮させて楽しみたい方には強い味方です。皆さんもぜひ、ワインエアレーターを使ってみて、その違いを実感してください!
それでは、素敵なワインライフを🍷