ワイン初心者にとって、無数にあるワインの中から予算内で自分好みの美味しいワインを選ぶことこそが、最大の悩みではないでしょうか?
・ワインを買いたいけど何がいいのかわからない
・フランスワインが良さそうなのはわかるけど何がすごいの?
・ワインの産地と特徴がよくわからない
自分も過去そんな悩みがありました。場当たりで買っては期待はずれだったり、たまに美味しいワインがあって似たようなのを買っても再現性がないなど、たくさんの失敗を繰り返してきました。
そんな数々の失敗を繰り返してきたからこそ、大事だと思えるポイントがあります。それが今回ご紹介する「世界のワイン産地と特徴」を知るということです。
ただ、ネットで調べたり本で勉強しても難しくてなかなか頭に入ってこないものです。本記事では、ここだけは押さえておこうという産地とワインの特徴を私見も交えてシンプルにわかりやすく解説していきます。
本記事を読むことで、世界にあるワイン産地の特徴がまるっとわかり、ワインショップに行ってもドギマギせず、「ボルドータイプのしっかり目で3000円以内のオススメありますか?」など堂々たる質問ができるようになります。
最初に少しだけ自己紹介させてください。
日本ソムリエ協会のワインエキスパート兼ワイン検定講師をやっている「いた」と申します。宅飲みこそワインを一番コスパよく楽しむ方法です。ワイン初心者のみなさんにこそコスパよく気軽に宅飲みワインを楽しんでもらえるよう情報発信していますので、ぜひ楽しんでいってください。
参考にしていただければ嬉しいです。では、さっそくいってみましょう!
フランス|スター選手だらけのメジャーリーガー
フランスは世界の目標とされている国と言っても過言ではないでしょう。フランスワインの特徴をひとことで言うと「エレガンス」です。
ワイン発祥の国でもないフランスがなぜこれほどまでに有名で目標とされるのか?個人的には2つの理由が大きいと考えています。
①ブドウ品種の特徴を最大限引き出した基本を極めた芸術的なワインづくり
一つ目は、芸術の国と呼ばれるフランスの国民性を感じます。日本の職人とも通ずる極め方をするのですが、少し違うのは日本の場合は無駄を極力削ぎ落としてシンプルに向かうのですが、フランスはそれぞれの良さをそのまま極限まで伸ばしてあげようという方向性です。多様性を許容する文化ですね。
②ワイン産地それぞれにスペシャルなワインがある
二つ目は、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュなどたくさんの産地がそれぞれ異なるスタイルで、ワイン好きなら誰もが憧れるスペシャルなワインがあるのです。
カベルネ・ソーヴィニョンワインならボルドー、ピノ・ノワールワインならブルゴーニュ、スパークリングワインならシャンパーニュなど、さまざまなブドウ品種の最終系とも思えるワインがフランスにあります。
フランスの産地を厳選して3つご紹介します。
フランス① ボルドー地方
「ワインの女王」と呼ばれるボルドー地方のワイン。力強さとエレガンスが同居します。
ボルドーワインの特徴
◇複数のブドウ品種をブレンド
赤:カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー
白:ソーヴィニョン・ブラン、セミヨン
◇シャトー(生産者)に格付け
複数のブドウ品種をブレンド
多くのボルドーワインは、複数のブドウ品種をブレンドしてつくられます。赤ワインなら、カベルネ・ソーヴィニョンとメルロー、カベルネ・フランなど。白ワインなら、ソーヴィニョン・ブランとセミヨンなど。ブレンド比率はそれぞれのシャトーで決められます。
シャトー(生産者)に格付け
ボルドーでは、シャトー(生産者)に格付けされます。それぞれの地域でそれぞれに格付けがありますが、世界的に有名なのがメドック地区の格付けです。「5大シャトー」と呼ばれる5つのシャトーは、世界のワイン好きの憧れです。
シャトーはフランス語で「城」です。ワイナリーはまさにお城のような立派な建物です。歴史上、大富豪や貴族が所有してきているので、立派な建物と醸造設備のあるワイナリーとすることができたのです。
フランス② ブルゴーニュ地方
「ワインの王」と呼ばれるのがブルゴーニュ。繊細さと妖艶な香りが魅力のワイン。
ブルゴーニュワインの特徴
◇単一品種でつくられる
赤:ピノ・ノワール、ガメイ
白:シャルドネ
◇畑に格付け
赤はコート・ド・ニュイ、白はコート・ド・ボーヌと呼ばれる地区で高品質なワインがつくられます。合わせて「コート・ドール(黄金の丘)」と呼ばれる高級ワインの産地です。そのほかにも、辛口白ワインで有名なシャブリ、ガメイのボジョレー、マコン、コートシャロネーズなどの産地がひしめくのがブルゴーニュです。
ピノ・ノワールからつくられるブルゴーニュワインは、「ピノマニア」とよばれる熱烈なファンがいるほど、世界のワイン好きを虜にしています。
その原因は、複雑で妖艶な香りでしょう。素晴らしいブルゴーニュワインは、グラスに注がれた瞬間から素晴らしい香りに包まれます。軽くスワリングしてグラスに顔を近づけ目をとじると、花畑にいるようなそして一瞬時間が止まったような感覚におちいります。自然と深く呼吸し、飲むことを忘れるぐらいです。ぜひこの感覚はみなさんにも味わってもらいたいです。
単一品種でつくられる
ブルゴーニュワインのほとんどはブレンドされることなく、単一品種のブドウからワインがつくられます。赤は主にピノ・ノワール、白はシャルドネ。ボジョレー地方ではガメイ種のワインがつくられます。
畑に格付け
ボルドーではシャトー(生産者)であったのに対し、ブルゴーニュワインでは「村」や「畑」に格付けされます。テロワール(ワインがつくられる自然環境のこと。気候、土壌、地形、標高など)がワインの味わいに与える影響がとても大きいため、良いブドウがつくられる「村」や「畑」に対して格付けされているのです。
有名なところで言うと、ロマネコンティ、シャンベルタン、クロ・ド・ヴージョなどこれらは全てグランクリュと呼ばれる特級畑の名前です。格付けの知名度があるので、畑名や村名がそのままワイン名になることが多いのもブルゴーニュワインです。
フランス③ シャンパーニュ地方
ブルゴーニュのさらに北に位置するのがシャンパーニュ地方です。世界で一番有名なスパークリングワイン「シャンパン」の産地です。
シャンパンの特徴
◇世界で一番有名なスパークリングワイン「シャンパン」
◇ブドウ品種:シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3種のみ。
シャンパーニュ地方以外で作られたスパークリングワインにシャンパンは名乗れません。決して、デートでカッコつけて「スペインのシャンパンを」なんて言わないように笑
シャンパンで使用できるブドウ品種は、シャルドネ(白)、ピノ・ノワール(黒)、ピノ・ムニエ(黒)の3種のみです。一般的なシャンパンは、これらのブドウをブレンドして作られます。
「一般的」と言ったのは、シャルドネのみ、ピノ・ノワールのみからつくられるシャンパンもあります。シャルドネのみは「ブラン・ド・ブラン」、ピノ・ノワールのみは「ブラン・ド・ノワール」と呼ばれ、品数も少なく価格も高級です。
イタリア|在来種による個性派ワイン大国
イタリアはワイン生産量世界一をフランスと競うワイン大国です。気候が穏やかで、20の州ほとんどでワインがつくられます。
一方で、国際品種のワインは少なく、その土地に昔からある多種多様な在来品種を使ったワインがほとんどです。イタリア以外ではほとんど使われることのブドウ品種によるワインは、個性的で魅力的です。
イタリアワインの格付け
歴史は古く、1963年に「DOC法(原産地呼称管理法)」が制定されました。大きく4つに分かれ、最上位が「D.O.C.G」と呼ばれるワインです。日本で売られているイタリアワインの多くは、D.O.C.Gワインです。
生産地域、ブドウ品種、アルコール度数など細かい規定をクリアして初めて認定されます。生産地域に対して認定されるところは、フランス ブルゴーニュと似ていますね、
イタリア① 北イタリア
イタリア北部はイタリアワインの銘醸地です。特にアルプスの麓にあるピエモンテ州は、ネッビオーロ種を使った「バローロ」、「バルバレスコ」のワインが国際的に有名な高級ワインです。
北イタリアのワイン
◇ピエモンテ州
赤:バローロ、バルバレスコ(ネッビオーロ種)
◇ヴェネト州
泡:プロセッコ(グレラ種)
白:ソアーヴェ(ガルガーネガ種)
バローロ、バルバレスコは、ピエモンテ州にある村の名前ですが、D.O.C.G認定されており、村名がそのままワイン名になることが多いです。一口にバローロ、バルバレスコといってもさまざまな生産者がます。好みの生産者を見つけるのもワインの楽しみの一つです。
イタリア② イタリア中部
イタリア中部はなんといってもトスカーナ州の「キャンティ」が有名です。州都は美食と芸術の街「フィレンツェ」です。
イタリア中部のワイン
◇トスカーナ州
赤:キャンティ、キャンティクラシコ(サンジョベーゼ種)
◇スーパータスカン
キャンティとキャンティ・クラシコ
キャンティとは、トスカーナ州にあるキャンティ地方で作られるワインで、D.O.C.G認定されています。その昔、あまりにも有名だったため、キャンティと名乗ればなんでも売れることから粗悪なキャンティが世界中に出回り、大きく品質と名声を落とした時代がありました。
そこで、昔ながらのキャンティ生産者たちが「D.O.C.Gキャンティ」から独立し、新たに「D.O.C.Gキャンティ・クラシコ」として高品質なワイン作りを目指しました。
今でもキャンティとキャンティ・クラシコは別のワインとして存在しています。
スーパータスカン
スーパータスカン、もしくはスーパートスカーナ。トスカーナ州でつくられる伝統や格式にとらわれることなく、美味しさを追求したワインのことを言います。
1980年当時、キャンティの生産には厳しい規制が課されており、ワイン生産者たちは自分達のつくりたいようにワインがつくれませんでした。これは粗悪なキャンティが生産されないようにするため裏側の面ですね。
志高い生産者たちは、格付けに必要なサンジョベーゼ種だけでなく、カベルネ・ソーヴィニョンやメルローなどのフランス原産品種も使用して美味しいワイン作りを目指し、国際的にも高い評価を得ています。
イタリアワイン法で高い格付けをされるには、イタリアの固有品種を使わなければならないため、スーパータスカンはワイン法上は低格付けのワインです。ワイナリーとしては、認定されればある程度の収益化が見込める中で、リスクを背負ってでも味で勝負してるのですから、心意気がハンパないですね。
イタリア③ 南イタリア
リーズナブルな家飲みワインの宝庫です。温暖な気候から、力強いワインが多いです。
南イタリアのワイン
◇シチリア州
多様な在来品種と国際品種、赤も白も。濃厚なワインからエレガントなワインまで多種多様。
◇プーリア州
プリミティーヴォ種が有名。濃密な果実味。アメリカではジンファンデルとも呼ばれる。
◇カンパーニア州
アリアーニコ種からつくられるタウラージ(赤)が有名。
スペイン|リーズナブルなワインの宝庫
品質の割にリーズナブルなワインが多いのがスペインです。
長期熟成させたワインや手間のかかる製法でつくられたワインでも、フランスワインに比べて安いのが家飲みワインとして選ばれる理由でしょう。
スペインワインの特徴
◇テンプラニーリョ(赤)
スペインを代表するブドウ品種。温暖な気候から完熟したブドウからつくられるワインは果実味としっかりとした酸味が特徴。長期熟成に耐え、樽による熟成期間によって「グランレゼルヴァ」「レゼルヴァ」などに分かれます。力強いブドウが長期熟成されたワインは、ボルドーに匹敵する美味しさです。
◇カヴァ(泡)
シャンパンと同じ「瓶内二次発酵」という手間のかかる製法でつくられるのに、価格はとてもリーズナブルです。シャンパンとの1番の違いはブドウ品種。白5種、黒4種の計9種が認められていますが、代表的なのはチャレッロ、マカベオ、パレリャーダの白3種です。泡は繊細で口当たり良く、アフターに苦味があるのが特徴なスペインを代表するスパークリングワイン。
ドイツ|高品質な白ワイン産地
シャルドネに匹敵する高級白ワイン品種「リースリング」の産地です。
ブドウ栽培の北限に位置しブドウがなかなか完熟しない土地柄ゆえ、完熟したぶどうからつくられる甘口ワインが伝統的に評価されてきました。ワインの格付けも糖度が基準となるなど、世界的にも格付けがされています。
ただ、最近は辛口ワインの比率が増えています。白も赤も酸味がとても綺麗で、ピュアな果実味が楽しめ高品質なワインが増えています。
ドイツワインの特徴
◇リースリング(白)
白い花のような香り、しっかりした酸味、オイリーな口あたりのリースリングワインは、ブルゴーニュのシャルドネに匹敵する味わいです。野菜や魚料理はもちろん、自分のおすすめはジンギスカンです。独特な風味のラムとタレを、力強い酸味が料理に負けることなくさっぱりとさせてくれます。
◇ピノ・ノワール(赤)
温暖化の影響もあってか高品質なピノ・ノワールもつくられるようになってきました。ピュアな果実味、綺麗な酸味はブルゴーニュに近く、価格も抑えめなので穴場のようなワインです。
アメリカ|ニューワールドの旗手
アメリカは「ニューワールド」と呼ばれるワイン新興国の中で最も成功している国です。さまざまな州でワインがつくられますが、中でも有名なのがアメリカワイン生産の90%を占める「カリフォルニア」でしょう。
恵まれた気候や広大な土地、潤沢な資金による最新鋭の設備に加え、ぶどう栽培や醸造研究で有名なカリフォルニア大学があります。産学官が揃って、高品質なワインづくりを目指しています。
アメリカワインの特徴
◇カリフォルニア州
高級ワインの産地。カベルネ・ソーヴィニョンからつくられる濃厚・パワフルな赤ワインはボルドーに引けを取らない存在感です。白ワインではシャルドネがつくられ、果実味たっぷりでコクのあるパワフルな白ワインもあり。ブルゴーニュとは違った意味での存在感。
◇オレゴン州
冷涼な気候から作られるピノ・ノワールが有名。栽培面積の約6割がピノ・ノワールです。カリフォルニアのような果実味炸裂のようなパワフル系ではなく、綺麗な酸味と繊細な味わいはブルゴーニュに近い味わいです。価格はブルゴーニュより低めなのでありがたい存在。
その他にも、ワシントン州やニューヨーク州など、アメリカには魅力的な産地がまだまだある今も発展中のワイン新興国です。
オーストラリア|南半球のエース
南半球のワイン生産地の筆頭格といえるオーストラリア。代表品種のシラーズ(仏名 シラー)の他、高品質なリースリングやシャルドネなど多様なワインがあります。
歴史は浅く、1788年英海軍によってワイン用ブドウが持ち込まれたのが始まりです。
オーストラリアワインの特徴
◇シラーズ(赤)
オーストラリアの代表品種。スパイシーかつ濃厚な果実味のパワフルな味わいに加え、ユーカリのようなメントール系の香りが混じる独特な味わい。フランスの「シラー」とは全然異なる味わいになるから不思議です。
◇多彩なワイン産地
・南オーストラリア州
オーストラリア最大の生産地。代表品種のシラーズ(赤)やカベルネ・ソーヴィニョン(赤)など力強い赤ワイン、そして高品質なリースリング(白)が生産されています。
・ビクトリア州
シドニーの南に位置し、シラーズ(赤)、カベルネ・ソーヴィニョン(赤)の他、高品質なピノ・ノワール(赤)やシャルドネ(白)が生産されています。
・西オーストラリア州
ボルドー品種の宝庫。カベルネ・ソーヴィニョン(赤)、メルロー(赤)、シャルドネ(白)など。十分な日光を浴び果実味のある力強いワインが生産されます。
ニュージーランド|ソーヴィニョン・ブランの一大生産地
ニュージランドいえば「ソーヴィニョン・ブラン」が有名です。むしろ本場フランスよりも「ソーヴィニョン・ブラン」らしいと言われるくらい、高品質なソーヴィニョン・ブランの生産地です。
ニュージーランドワインの特徴
◇ソーヴィニョン・ブラン
青草、ハーブのような爽快なソーヴィニョン・ブラン。香り高く、サラダやカルパッチョなどと最高のペアリングの一つです。白ワインでは、シャルドネに次ぐ存在であるソーヴィニョン・ブランの世界的に最も有名な産地と言って過言ではないでしょう。
◇南島と北島
南半球にあるので、北島が温暖で、南島が冷涼な気候です。南島にあるマールボロ地区はソーヴィニョン・ブランの一大生産地です。北島にあるワイララパでは高品質なピノ・ノワールも生産されます。冷涼な気候から、繊細で透明感のあるピノ・ノワールはブルゴーニュのようです。
チリ|家飲みワインに欠かせない存在
日本でのワイン輸入量第1位のチリ。スーパーやコンビニでもよく見かけますね。
チリはブドウ栽培に適した気候と広大な土地、そして安い人件費などからとてもリーズナブルなワインが生産されます。日本とチリはEPA(経済連携協定)を結んでいるため、関税がかからないことも日本でリーズナブルに飲める理由の一つです。
チリワインの特徴
◇高品質で低価格
低価格の理由は上で述べた通りです。価格の割に高品質なのは、そもそもブドウ栽培に適した気候であることに加え、そこに注目したフランスの著名な生産者たちがチリに進出したことによって、高品質なワイン作りが伝わりました。
◇ボルドースタイルが中心
カベルネ・ソーヴィニョンを筆頭に、力強いコクのあるワインが主流です。中には、ボルドー一流シャトーに匹敵すると言われるワインが、ボルドーに比べ低価格で飲めるとあって高価格帯でも人気があります。
◇カルメネールに注目
本場フランスでは絶滅したと言われるブドウ品種ですが、海を越えチリでは代表的な品種の一つに成長しました。カベルネ・ソーヴィニョンに似たコクのあるパワフルな味わいですが、タンニンが柔らかくまろやかな味わいです。
日本|これからが楽しみな日出る国
世界における日本ワインの存在感はお世辞にも大きくはありません。湿気の多い気候は、ワイン用ブドウ栽培に適さないと言われてきました。生産者さんたちの栽培・醸造技術の向上に、行政の後押しによって目覚ましい進化を遂げている真っ只中と言っていいでしょう。
日本ワインの特徴
◇日本固有品種
山梨県が主な生産地の「マスカットベーリーA」からつくられるワインは、フレッシュで早飲みタイプの赤ワインです。ボジョレーのようなイメージです。同じく山梨県が生産地の「甲州」は、世界的に認知されてきた爽やかな白ワインです。繊細な和食とよく合い、日本を代表するワインです。
◇各地にワイン生産地
・山梨県
日本最大のワイン生産地。赤はマスカットベーリーA、白は甲州と日本固有品種によるワインの品質は年々向上しています。
・長野県
メルローが有名。千曲川ワインバレーと呼ばれる生産地では、新しいワイナリーも続々と誕生しています。
・北海道
「余市」「空知」などに、若い生産者たちが続々とワイナリーを立ち上げています。昨今の温暖化の影響もあり、国際的なワイン用ブドウが高品質に育つようになってきました。加えて、道外から著名な生産者たちが進出しきたことにより、生産技術も上がっています。中でも、余市のドメーヌ タカヒコのピノ・ノワールは、世界に引けを取らない高品質な味わいです。彼の後に続く生産者たちがこぞって高品質なワインを生み出しています。
まとめ
本記事では、世界のワイン産地と特徴を厳選してご紹介しました。
フランス 世界の目標
ボルドー、力強さとエレガンス
ブルゴーニュ、繊細と妖艶
シャンパーニュ、世界一のスパークリングワイン
イタリア 高級ワインからリーズナブルワインまで
ピエモンテ州、高級ワイン産地
トスカーナ州、キャンティ
スペイン リーズナブルなワインの宝庫
テンプラニーリョ、ボルドーに匹敵する赤ワイン
カヴァ、シャンパンと同じ瓶内二次発酵
ドイツ 高品質な白ワイン産地
リースリング、ブルゴーニュ高級白に匹敵
アメリカ ニューワールド代表
カリフォルニア、最高の環境でつくられるカベルネ・ソーヴィニョン
オレゴン、冷涼な気候で高品質でリーズナブルなピノ・ノワール
オーストラリア 南半球のエース
シラーズ、スパイシーかつ濃厚な果実味のパワフルな味わい
ニュージーランド ソーヴィニョン・ブラン!
ソーヴィニョン・ブラン、本家フランス越えの高品質
チリ 家飲みワインに欠かせない存在
高品質で低価格
ボルドースタイルのワインが中心
日本 これからが楽しみ
山梨県、日本最大のワイン生産地
長野県、メルローは世界品質
北海道、ピノ・ノワールの産地となるか
本記事では書ききれないそれぞれの生産地とワインは、別記事で掘り下げてご紹介していきたいと思います。
以上、参考になればうれしいです!