イタリアワインの王「バローロ」｜プルノットバローロ 2017

イタリアの代表的な品種ネッビオーロから造られる高級ワイン「バローロ」。

休日にお祝いを兼ねていつもよりいいワインを開ける。ひさびさにワインを飲んで感動しました。

プルノットバローロ 2017

産地はイタリアピエモンテ州バローロ、ブドウ品種はネッビオーロ。「D.O.C.G.バローロ」に認定され「イタリアワインの王」として君臨しています。ビンテージは2017年です。

生産者はプルノット。ピエモンテ州ではじめて「クリュ」の概念を導入し、バローロのワインの質を大きく向上させるきっかけとなったワイナリーとのこと。

購入価格は税込7,920円。我が家にとってひさびさの高級ワインです。

クリュとは、フランス語で「畑」や「階級」を意味する言葉で様々な使われ方をしますが、ここでは「単一畑のテロワールを最大限反映したワインつくり」といった意味合いだと思います。

ワインレビュー

色合いはクリアで綺麗なガーネット。エッジにレンガ色のニュアンス。

香りは、バラ、スミレ、紅茶、梅。複雑で妖艶。

味わいは、タンニンはしっかり感じつつもキメが細かく、とてもなめらか。熟成され果実味が落ち着き酸味とのバランスがよく、ちょうど飲み頃の印象。

複雑で妖艶な香りから、期待値がぐんぐんと上昇。あー、久しぶりのこの感覚。飲む前から美味しいワインであることを確信します。

少しだけ口に含みます。口の中でもバラやすみれの花の香りや紅茶のような香りが一杯に広がります。飲むのがもったいないくらいの気持ちになります。

タンニンはしっかりしていますがキメが細かいため、力強いというより「なめらか」。口の中がとても心地よい。喉を通り過ぎた後に鼻から抜ける香りも心地よく、アフターも長い。

上質なピノ・ノワールを飲んだ時と同じような感覚になります。違いは、ピノ・ノワールのような出汁感（旨味）はなかったこと。

香り高く、果実の旨味と酸味のバランスが良いとても心地よいワイン。感動しながら味わい、ボトルはサクッと空になってしまいました。ちなみに奥さんにブラインドで飲んでもらったら、「ピノ・ノワール」と答えていました。

ワインは香りや味わいはもちろんのこと、良いことがあった時や人生の節目なんかに大事な人と時間と感覚を共有できるとても素晴らしいものであること、あらためて実感しました。

プルノットバローロ
生産地：イタリアピエモンテ州バローロ村（D.O.C.G.バローロ）
品種：ネッビオーロ
ヴィンテージ：2017
香り：バラ、スミレ、紅茶、梅。複雑で妖艶。
味わい：タンニンのキメが細かくなめらか。バランス良く飲み頃。
購入：エノテカ
点数：4.0／5点満点　※あくまで主観です。

楽天で購入