ワインレポート

【ワインのお店】すすきの 「うぉんたな 〜VARIO〜」美味しい魚介とグラスワイン48種

ひさびさの訪問、札幌すすきの 国道36号制沿いにある 「うぉんたな 〜VARIO〜」。新鮮な魚介を中心とした料理に、世界各地のグラスワインが常時48種類愉しめます。

すすきの 「うぉんたな 〜VARIO〜」

この日は、ソムリエセレクトの自然派ワインを中心にいただきました。

1杯目は生ビール。喋りまくって喉がカラカラ状態だったので、3口くらいで飲み干しました笑

泡の「夏」が嬉しいですね。今年の夏は北海道で長年暮らしている自分にとって、最も暑い夏でした。

つづいて、白3種の飲み比べ。左からイタリアのオレンジワイン、ルーマニアのシャルドネ、チリのシャルドネです。

ブッチャ・ネラ ドンナ・パトリツィア IGT トスカーナ・ビアンコ 2021

産地はイタリア トスカーナ。ブドウは「ユーロ・リーフ」の有機認定を取得し、醸造は自然酵母による発酵。18℃に制御されたステンレタンクで20日間の醸しにより造られたオレンジワインです。トレビアーノ種40%、マルヴァジア種40%、グレケット種20%のブレンド。

ヴァイン フレーム シャルドネ 2019

産地はルーマニア デアルマーレ。シャルドネ100%で、樽発酵(40%ルーマニア産オーク)&ルーマニアオーク(225ℓ)にて3ヶ月熟成です。デアル・マーレ産地のワイン造りは3000年前のダキア時代まで遡ります。ボルドーやブルゴーニュと同じ緯度帯にあり、畑は南向きで大陸性気候、 ワイン畑に理想的な土地石灰岩の大い土壌という恵まれた地質でブルゴーニュ品種の栽培にとても適した土地と言えるでしょう。

デル スール シャルドネ 2021

産地はチリ マウレヴァレー。生産者はピカール社。1825年設立の伝統ある醸造所で、何世代にもわたり家族経営を行い、自社畑で収穫された良質なブドウから高い品質のブドウとリーズナブルな価格で急成長のワイナリー。冷涼な産地を思わせる柑橘系とチョークの香り。ハツラツとした酸味とミネラル感があります。

この中で特筆すべきは、ルーマニアのシャルドネ。グリーンがかったイエローの色合い、上質なムルソーのようなコクと樽の味わい。トロピカルフルーツの果実感と心地よい酸残り、樽のトースト感ととても良いバランス。これはおいしい。

”ヴァイン フレーム シャルドネ 2019”

調べると小売価格は2000円以下。これは宅飲みワインに絶対オススメ

 

活ホッキ貝のレモンバターソテー 1,100円

新鮮な魚介を惜しげもなくソテー。ホッキの旨みを逃さずバターと絡めて、レモンの酸味がさわやかな一品。白ワインにぴったりです。コクのあるルーマニアのシャルドネがベストなペアリング。

生本マグロ!マグロの旨みと卵、バルサミコ酢がアクセントとなって美味しくないわけがありません。赤ワインとビッタシあいます。美味しすぎて写真を撮り忘れてしまいました。。

生ホンマグロユッケ~バルサミコ特製ダレ~

公式ホームページより引用

 

98WINEs 穀 KOKU 2021

山梨県 マスカットベーリーAの自然派ワイン。生産者は98WINEs。ガーネットに濁りが残る色合い。イチゴにビオっぽい還元的な香り。イチゴっぽさはガメイを想像させます。スムーズな飲み口ですが旨みがありエレガントさも感じます。生産者によると、10年の貯蔵に耐えうるワインとのこと。

ヴァン・ド・フランス・ルージュ・ピノ・ノワール・トロワ・ボンノム・マセラシオン・カルボニック

こちらも自然派ワイン。フランスで生産者はヴァンサン・トリコ。ピノ・ノワールを全房でセメントタンクで6日間マセラシオン・カルボニックしプレス後、ステンレスタンクで発酵・熟成しSO2無添加で瓶詰めとのこと。やはり濁りがあります。味わいは自然派ワインって感じ。豆っぽさを感じます。個人的には、やはりそこまで自然派ワインがベストとは言えないかなと改めて感じます。

 

フェアヴァレー ピノタージュ 2020

南アフリカのピノタージュ100%。ピノタージュは南アフリカを代表するブドウ品種です。ピノ・ノワールとサンソーの交配品種。濃い色調で、プラムやレーズンの黒系果実の香りとラズベリーの赤系果実の香り。味わいは、カベルネ・ソーヴィニョンをライトにした感じで、豊富な果実味と酸味ですが、タンニンが軽やかで飲みやすい。

おまけ

この日は、このあと馴染みの店に行って、瓶ビール、白ワイングラス、赤ワイングラス、カルヴァドスをストレートで愉しみました。酒と音楽好きが集まる心地よい空間で、いつも長居してしまいます。

ワインは美味しいですが、ワイン好きな仲間と飲むとより一層美味くなります!