ワイン日記

【感動】2級格付け シャトー・レオヴィル・ラス・カーズの手掛ける「2009年飲み比べ」

ワインショップ エノテカ &ケーシーズ札幌円山店での週末スペシャルテイスティングに参加してきました。

なんとメドック格付け2級 シャトー・レオヴィル・ラス・カーズの手がけるワイン2種、しかもグッドヴィンテージの2009年を飲み比べられるという贅沢。ひさびさの一流ボルドーの味わいに感動しました。

参加料金は、税込2,310円です。ボルドー 一流シャトーの2009年の飲み比べができること自体ものすごくしあわせですが、2000円ちょいで経験できるのはリーズナブルに感じます。

▼ワインショップ エノテカ &ケーシーズ札幌円山店
札幌市中央区大通西25-1-2 ハートランド円山ビル 1階(地下鉄 円山公園駅 5番出口でてすぐ左側にあります)
https://www.enoteca.co.jp/shop/sapporo_maruyama

第2級 シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ

ボルドー メドック格付け第2級のシャトー「シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ」。サンジュリアン村に位置し、主要な畑は1級シャトー「シャトー・ラトゥール」に隣接する恵まれた立地を誇る人気シャトーです。

格付け第2級ですが、1級シャトーに匹敵する品質と言われるスーパーセカンドの筆頭格がシャトー・レオヴィル・ラス・カーズです。

サンジュリアンは“ポイヤックの力強さとマルゴーの繊細さを併せ持つ”いわれます。その中でも力強いシャトー・レオヴィル・ラス・カーズのワインは、飲み頃になるまでに10~15年の年月が必要と言われる晩熟タイプです。

クロ・デュ・マルキ 2009

クロ・デュ・マルキはもともとセカンドラベルでしたが、現在はシャトー・レオヴィル・ラス・カーズの特定の区画から造られる独自のラインナップになっています。

レオヴィル・ラス・カーズのスタイルを継承しつつ、テロワールを表現することに重きを置いたスタイル。濃厚な果実味と奥行きのある味わいを兼ね備えたワイン。

セパージュはヴィンテージによって異なりますが、2009年はカベルネ・ソーヴィニョン 65%、メルロ 19%、カベルネ・フラン13%、プティ・ベルド3%ということです。

ワインレビュー

色合いは紫がかった濃いルビー

香りは、プルーン、レーズン、コッペパン、スギ、ミント、しょうゆ。複雑で魅惑的な香り。

味わいは、まだまだ力強い。タンニンはしっかり感じつつもキメが細かくなめらか。口に入れた瞬間の芳醇な味わいは、至高の瞬間。

グラスに注いだ直後、香りはまだ閉じていました。こんなものではないはずと、少し時間を置くとみるみる開いてきました!

プルーンやレーズンの黒系果実に、コッペパン。杉の木の香りにミント系。さらに熟成からくる醤油のような香り。これこれ、ボルドー一流のワインの香りです。もはや芸術です。

味わいは、まだまだ力強いです。タンニンも酸味もしっかり感じますが、タンニンのキメが細かくとても心地よい。喉を通った後も口中に残るエレガントな香りは、時が止まってほしいと感じる瞬間です。余韻がとても長く、芳醇な味わいは、まさに至高の瞬間。たまりません。

2009年はボルドーワインにとってとても良いヴィンテージです。14年の熟成を経てますが、まだまだ味わいは力強くこれからも楽しめそうです。

クロ・デュ・マルキ
生産地:フランス ボルドー地方 メドック地区 サンジュリアン村
品種:カベルネ・ソーヴィニョン主体
ヴィンテージ:2009
香り:プルーン、レーズン、コッペパン、スギ、ミント、しょうゆ。複雑
味わい:タンニンはしっかり感じつつもキメが細かくなめらか。
購入:エノテカでテイスティング
点数:4.2/5点満点  ※あくまで主観です。

ル・プティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ ラス・カーズ 2009

こちらはシャトー・レオヴィル・ラス・カーズのセカンドラベルファーストラベルと同じ区画の中で、新たに植え替えられた若い樹齢のブドウから造られています。

ファーストラベルを彷彿とさせる、豊かなアロマと緻密なタンニンが魅力のワイン。

セパージュはヴィンテージによって異なりますが、2009年はメルロ 71%、カベルネ・ソーヴィニョン 29%と、メルロ主体のワインとなっています。

ワインレビュー

色合いは紫がかった濃いルビー。

香りは、コッペパン、プルーン、レーズン、スギ、しょうゆ。複雑で魅惑的な香り。

味わいは、なめらか。タンニンはキメが細かく緻密。口に入れた瞬間時のボリュームはメルロならでは。やはり芳醇な味わい。

こちらも美味しい。。ため息が出ます。

クロ・デュ・マルキよりは明るい色調の濃いルビー色。香りは似てますが、よりコッペパンの香りが強く、香りも既に開いています。こちらはまさに飲み頃といった感じ。

味わいは、メルロのコクとボリュームに加え、最良のブドウの力強さがマッチング。なめらかで緻密なタンニンは、口に入れた瞬間うっとりします

フォアグラと牛肉のロッシーニなどのガストロのミックな上質なメイン料理と味わえたら、最高のペアリングでしょう。頭の中で勝手に料理が浮かんできます。

ル・プティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ ラス・カーズ
生産地:フランス ボルドー地方 メドック地区 サンジュリアン村
品種:メルロ主体
ヴィンテージ:2009
香り:コッペパン、プルーン、レーズン、スギ、しょうゆ。複雑
味わい:なめらか。タンニンはキメが細かく緻密。コク。
購入:エノテカでテイスティング
点数:4.2/5点満点  ※あくまで主観です。

まとめ

フランス メドック地区 2級格付けシャトー・レオヴィル・ラス・カーズの手掛ける「 2009年飲み比べ」のテイスティングイベントに参加してきたのでご紹介しました。

飲み比べ、しかも高級ワインは庶民には難しいので、こういったワインショップのイベントはとてもありがたいです。

行ったことないという人でも、ショップの方が優しく教えてくれますので、ぜひトライしてみてください。新しい世界が開けるかもしれません。

それでは、よいワインライフを!