ワイン日記

初めて飲んだぞ パイナップルワイン「Summer Snow ロゼ」

パイナップルワイン、つまりブドウの代わりにパイナップルを原料とした醸造酒です。

先日、沖縄旅行した際に名護市のパイナップルパークに行ったんですが、そこで出会ったお酒です。いくつか種類があり、試飲させてもらった中で一番好みだったロゼ スパークリングをご紹介いたします。

これが、結構おいしいんです。

では、さっそくいってみましょう!

名護パイナップルワイナリー

沖縄県 名護市にある「パイナップルパーク」。その中「名護パイナップルワイナリー」があります。

使用されるパイナップルはすべて沖縄県産です。国内に流通しているパイナップルの96%は海外産で、残りの4%が沖縄県産だそうです。

パイナップルの収穫には、苗の植付けから約1年半~2年の歳月が必要となります。
さらに1本の苗から収穫できるのは、たった1玉だけです。初収穫後からは1年に1玉収穫出来ますが苗は3~4年で植え替える事になるため、この間に収穫できる個数も2~3玉と非常に少ないことが分かるかと思います。このような背景から、農家の皆様が丹精込めて栽培された沖縄県産パイナップルは大変希少な果実と言えると思います。

公式HPから引用

知りませんでした。1本の苗から収穫できる果実はたった1玉なんですね。その貴重な沖縄県産パイナップルを原料として、名護で醸造しています。

まさに沖縄のテロワールを生かしたお酒と言えると思います。

創立は1992年と歴史は浅いですが、沖縄県産のあらたな地酒を目指してつくられているとのことで、がぜん応援したくなりました。

一つ疑問だったのが、「ワインはブドウを原料とした醸造酒なので、パイナップルを原料とした醸造酒はワインと呼べるのかな?」ということでした。

「ワインと言えばブドウから作るものではないのか?」といった声をよく聞きます。語源からもワインはブドウのお酒と考えられています。しかし、実際は果実酒といった意味合いで使われている事が多くみられます。“ワインという言葉” が “果実から造られたお酒を示している” と理解して頂くための “最適な言葉” として便宜上使っています。

公式HPから引用

なるほど、納得です。

名護パイナップルワイナリー「Summer Snow ロゼ」

ロゼの色はハイビスカスから抽出されたもの。パイナップルのモストは、金色にようなイエローで白ワインに近いですが、そこにハイビスカスのエキスが加えられているようです。

ワイン名の「Summer Snow」は、きめ細かい泡立ちがサンゴの産卵の様子を表す言葉「Summer Snow」から名付けられたとのこと。ワインつくりからネーミングまで、沖縄愛を感じますね。

価格は税込2750円でした。

ワインレビュー

濃いルビー色。香りは、パイナップル、いちご、バナナ。泡はワイン名通り、細かく優しい口あたり。パイナップル由来の甘さと酸味のバランスがよい、とてもチャーミングな味わいです。

想像以上のおいしさに少々おどろきました。正直、期待せず飲んだのですが、きちんとワインです。少し甘口のロゼ スパークリングという位置付けで、全然いけちゃいます。しっかり冷やして飲むのがオススメです。

パイナップルの甘さと酸味、そしてスパークリングにすることで味わいをすっきりとなっており、とても心地の良いワインに仕上がっています。程よい甘さが疲れた体を癒してくれます。

Summer Snow ロゼ
生産地:沖縄県
品種:パイナップル
購入:税込2750円
香り:パイナップル、いちご、バナナ
味わい:細かく優しい泡。甘さと酸味のバランスがよい
点数: