ワインレポート

ボルドープリムールで出会った安旨ワイン「バッドボーイ」

2020年に購入したボルドー プリムールワインが、約3年の時を経てフランスの樽の中から2023年1月に我が家に届きました。

そのうち1本を早速開けたのでレビューしていきます。

バッドボーイ 2019

フランス サンテミリオンメルロー100%のワインです。ボルドー プリムールで買った時の価格は税込1,540円だったのですが、現在の市場価格は2,500円〜3,500円くらいです。時間はかかりますが、ボルドー プリムールのお得感はすごい。

大のメルロー好きである自分はサンテミリオンのワインが大好きです。5大シャトーのあるメドックは左岸と呼ばれるのに対して、サンテミリオンやポムロールは右岸と呼ばれ、メルローを中心としたガレージワインが多いのが特徴です。

生産者は、サンテミリオン最高級のプルミエ・グランクリュ・クラッセ(第1特別級格付け)に格付けされた元祖シンデレラワイン「シャトー・ヴァランドロー」のジャン・リュック・テュヌヴァンが手がけていて、バッドボーイもシャトー・ヴァランドローと同じ手法で手入れされたメルローでつくられているそうです。いやでも期待が高まります。

ワインレビュー

色合いは、濃い紫色です。

香りは、カシス、レーズンなどの黒系果実、インクや鉛筆の芯。大好きな香りです。

味わいは、メルローの特徴であるなめらかさとコクがあり、果実味たっぷりジューシーです。しっかりとしたタンニンですが、口当たり優しくなめらかです。ジューシーなのがいい意味でサンテミリオンぽくなく、ワイン名「バッドボーイ(ヤンチャ者)」に通じるものがあります。

それでもしっかり調和していて、「美味しい・・」の一言。今が飲み頃のワインです。

美味しすぎて1日でほとんど飲んでしまいましたが、少し残して2日目に味わった印象は、少し落ち着いた印象でした。「やはり美味しい・・」

フランス ボルドーと言っても、左岸と右岸では全く違うワインたちです。ここが奥深く魅了される点でもあります。機会があれば、ぜひ試してみてください!

バッドボーイ 2019
生産地:フランス ボルドー サンテミリオン
品種:メルロー 100%香り:カシス、レーズン、インク、鉛筆の芯
味わい:なめらか、コク、口当たり優しい、調和
点数:3.9/5点満点  ※あくまで主観です。