本当の宅飲みおすすめワインを探すため、20万円分のワインを買ってみようと思い立ってはじめたシリーズ。
シリーズ 12本目。今回は、フランス ローヌ地方の赤ワインです。
ローヌらしい果実味タップリのジューシーなワインでした。
M.シャプティエ リュベロン ルージュ ラ シボワーズ
生産者はローヌを代表する「シャプティエ」です。
M .シャプティエ
1808年 ローヌの銘醸地エルミタージュに創業してから現ミシェル・シャプティエは7代目の歴史ある生産者。家族経営のもと畑を守り、テロワールを尊重するワイン造りをモットーとしています。
シャプティエを語る上で欠かせないのがワイン評論家ロバート・パーカー氏でしょう。「地球の輝き煌めく光のひとつ」、「これ以上に並外れたワインを造り出すワイナリーは世界中探しても殆どない」と語っていることは有名です。
言葉通り、ロバート・パーカー氏から100点満点の最高評価を40回以上も獲得しています。
世界中のワイン評論家やワイン愛好家から注目され、愛される生産者です。「セレクション・パーセル」というエルミタージュの単一区画で造られる最上級シリーズから、今回ご紹介するリーズナブルなものまでライナップしており、優良生産者のワインを低価格で味わうことができるのも魅力のひとつです。
M.シャプティエ リュベロン ルージュ ラ シボワーズ
標高350mの砂質粘土土壌の畑でブドウを栽培。温度管理されたコンクリートタンクでアルコール発酵後、6ヶ月の熟成を経て完成します。
コンクリートタンクでの熟成はあまり聞かないですが、シャプティエの最上級シリーズのセレクション・パーセルでも一部使用されているので、ローヌのワインいあった特性があるのでしょう。
ヴィンテージは2019年。ブドウ品種はグルナッシュとシラーのブレンドです。価格は税込1200〜2500円くらいと幅広いので、色々なサイトを比較してみることをおススメいたします。
ワインレビュー
色合いは紫に近いガーネット。香りは、赤系果実と黒系果実の両方のニュアンスがあります。バラのようなフローラル香、鉄のニュアンスもあり複雑です。味わいは、果実味たっぷりジューシーで肉厚です。しっかりしたタンニンですが、ガツンとくるというより繊細な感覚です。力強いのにエレガント。
とてもリーズナブルな価格ながら、充実した味わいです。
グルナッシュの明るい果実味とシラーの鉄やスパイスなどの重めのニュアンスがうまく融合しています。
気軽に飲めてエレガント。宅飲みにはもってこいのワインです。力強くてエレガントなワインが飲みたいけど、ボルドーのいいワイン開けるのも少しもったいないなんて時にちょうど良いですね。
ブラックペッパーをまぶした少しレア気味の肉肉した牛肉をがっつり頬張り、ローヌの赤ワインで流し込む。ちょっとラフに楽しみたい。屋外でのバーベキューにもピッタリでしょう!
M.シャプティエリュベロン ルージュ ラ シボワーズ
生産地:フランス ローヌ地方
品種:グルナッシュ、シラー
価格:1200〜2500円円(2023年6月現在)
香り:赤系果実、黒系果実、バラ、鉄
味わい:果実味たっぷりジューシーで肉厚もエレガント
点数:3.5