ワイン日記

「世界基準の最高峰」ニュージーランドを代表する白ワイン「クラウディベイ ソーヴィニョンブラン」

「白ワインでおすすめのワインは?」と聞かれたら、必ず頭に浮かぶワイン「クラウディベイ ソーヴィニョンブラン」。

ブドウ品種はソーヴィニョンブラン

本家フランスよりもソーヴィニョンブランらしいとさえ言われるニュージーランドのソーヴィニョンブランにおいて、確固たる存在感のクラウディ・ベイ。

シャルドネに勝るとも劣らないアロマティックなブドウ品種。夏にぴったりの爽やかな白ワインです。

クラウディベイ ソーヴィニョンブラン 2019

クラウディ・ベイ

ニュージーランドワインを代表するワイナリーの1つで、1985年に設立されました。現在は、あのルイヴィトンと同じMHDグループの一員となっています。世界にニュージーランドのソーヴィニョン・ブランの素晴らしさを広めたワイナリーと言われています。ニュージーランドワインを語る上で欠かせない存在です。

140ヘクタールの自社所有畑のほかに、ワイラウ・ヴァレーの5つの栽培農家と長期契約を結んでいます。主要品種はソーヴィニヨンブラン、シャルドネ、ピノ・ノワールですが、他に少量のゲヴルツトラミネールとリースリングも栽培。「土地に最も適した品種からプレミアム・ワインを作りつづけることが成功の鍵」という信念のもと、品種の特性を生かした独自のワインスタイルの確立に力を入れています。

ブドウは畑の区画ごとに発酵を行い、6月のブレンドまで個別に管理されます。ブレンドチームがそれぞれをテイスティングし、ブレンドに使用するワインを決定する。ブランドの品質に見合う最高品質のワインだけをブレンドし、クラウディ・ベイのワインが造られます。

設立から約10年後の1996年に、世界的に有名なワイン雑誌「ワインスペクティター」で94ポイントを獲得し、一気に世界的知名度が上昇します。その後も、1997年が91ポイント、1998年産が92ポイントと高評価を獲得。ヴィンテージに左右されない安定した品質も世界で指示される大きな要因です。

クラウディ・ベイ ソーヴィニョン・ブラン 2019

産地はニュージーランドの南島にあるマールボロ地区の一番北に位置するワイラウ・ヴァレー。マールボロ地区はソーヴィニョン・ブランの一大産地です。ソーヴィニヨン・ブランに最適な気候と水はけのよい砂利質土壌が特徴。

ちなみに、ニュージーランドは北島と南島の2つの島からなる国ですが、南半球にあるので南島の方が冷涼な気候です。

ブドウ品種はソーヴィニョン・ブラン100%、アルコール度数は13.5%です。

醸造は、フリーラン果汁を低温静置し、厳選された酵母を添加します。発酵は主にステンレスタンクで行われますが、ブレンドの5%は大型のオーク製発酵槽でより高めの温度で発酵させます。また、一部は野生酵母を使用して発酵させ、質感と複雑性を持たせるつくりをしています。

ワインレビュー

色合いは、レモンイエロー。ソーヴィニョン・ブランらしい草の香り、レモン、ライム、ハーブ、チョークのような香り。味わいは柑橘系のしっかりした酸味でありながら、少しだけオイリー、ミネラルをたっぷり感じます。エレガントな長い余韻があります。

これまで何度も飲んできているワインですが、飲むたびにため息が出るくらい美味しいです。

ニュージーランドのソーヴィニョンブランらしい草原のような香りだけでなく、柑橘系やチョークも混じる複雑でアロマティック。時間が経っても全然へたれることはありません。

単独で飲んでも美味しいですが、サラダやアスパラなどのグリーンな料理や魚料理、先日合わせた余市の白ウニとは抜群の相性でした。

夏にもぴったりな爽やかさも併せ持つエレガントなワイン。

ニュージーランドのソーヴィニョンブランを堪能してみたい人に是非ともおすすめしたいワインです。

クラウディ・ベイ ソーヴィニョン・ブラン 2019
生産地:ニュージーランド マールボロ地区
品種:ソーヴィニョンブラン 100%
価格:税込 3000〜3700円(2023年7月現在)
香り:草の香り、レモン、ライム、ハーブ、チョーク
味わい:柑橘系のしっかりした酸味、少しオイリー、ミネラル、エレガントな長い余韻
点数:4.0