ワイン日記

気の合う仲間との持ち込みプチワイン会!スマガツオとのペアリングを試してみた

会社の気の合う仲間との持ち込みプチワイン会を開催しました。この日は鹿児島から取り寄せた「スマガツオ」が料理の主役。スパークリング、白、赤それぞれ合わせてみました。

右から、スマガツオ、カツオの背、カツオの腹です。ウニは余市の白ウニです。

スマガツオ、初めてです。歯応え、弾力がこれまで食べたカツオと全く違います。アミノ酸系の旨味と中トロのような上質な脂身がたまらない。何もつけずに食べても美味しいですが、甘口の九州醤油をつけるとさらに美味しい。

カツオの背と腹も北海道でいつも食べるカツオと一味違います。とれたてを鹿児島から空輸してるため鮮度が違うからでしょう。噛むごとに旨みが溢れ出ます。スマガツオより脂が控えめです。

余市の白ウニ(バフンウニ)は最高。少し舐めただけでも口中に磯の香りと旨みがぐんぐん広がります。すごい。

これらの新鮮な魚介類と合うワインはどれか、そんな視点で楽しんだワイン会でした。

①サンセット・セラーズ 25th Anniversary Cuvee NV

1本目はカリフォルニアのスパークリングワイン。サンセット・セラーズはカリフォルニア州で、年間生産数わずか500ケース以下の超小規模なマイクロ・ファミリー・ワイナリーです。

後輩の友人がワイナリーで働いているということもあり、クラウドファウンディングで購入したワインを持ち込んでくれました。

SUNSET CELLARS 25周年をお祝いするスパークリングワインです。創業時、北カリフォルニアのさまざまな場所から高品質の葡萄を取り寄せて創り始めたワイナリーの伝統を体現すべく、ソノマ地区とソラノ地区から、シャルドネ、ピノ・ムニエ、そしてピノ・ノアールを組み合わせました。Method Chanpainoir の手法でボトル内の二次発酵により造られた気泡はきめ細かく柔らかです。今開ければフレッシュな味わい、長期保管すればボトルに残るイーストのうまみ感が強まり、よりブリオッシュのような深い味わいと、年次の変化が楽しめます。クラシックで直球勝負にただ「美味しい!」と言えるスパークリングワインに仕上げました。

〜オフィシャルHPより引用〜

ブドウ品種はシャルドネ、ピノ・ムニエ、ピノ・ノアール。シャンパンと同じですね。

飲んだ感じは、とても歴史が浅いとは思えないほどしっかりした味わい。シャンパンと言われても疑わないくらいです。フレッシュな酸味に加えて、イースト香が印象的です。時間が経つとハチミツのニュアンスが出てきます。泡の持続性はそこまでないので、冷えているうちに早めに飲んだほうが美味しくいただけます。

料理とのペアリングでは、余市の白ウニとの相性が抜群にいい。ウニの磯の香りと濃厚な旨味を泡がキレイにさっと爽やかにしてくれます。スマガツオとも美味しくいただけますが、少しワインが物足りなくなる感じでした。

②クラウディ・ベイ ソーヴィニョン・ブラン 2019

続いては白ワイン。ニュージーランドのソーヴィニョン・ブランです。

ワイナリーのクラウディ・ベイは、世界に「ニュージーランドにソーヴィニヨン・ブランあり」と知らしめ、今や世界中で大人気の、世界レベルのソーヴィニヨン・ブランとして賞賛を浴びています。

ソーヴィニョン・ブランでいちばんのおすすめは?」と聞かれたら、間違いなくこれをおすすめするであろう自分の中の鉄板です。

ニュージーランドのソーヴィニョン・ブランらしく、草の香りに加え、レモン、ハーブ、チョークのような香り。味わいは柑橘系のしっかりした酸味で、少しだけオイリー、ミネラルをたっぷり感じます。余韻も長く、温度が上がっても楽しめました。期待通りのおいしさ。

料理とのペアリングで言うと、やはり余市の白ウニとの相性が抜群にいい。ワイン単独でも十分に美味しいですが、やはり魚介とペアリングした時の破壊力はすごい。個人的には茹でたアスパラに塩を少しだけつけて合わせてみたくなりました。

③フェヴレ ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2020

3本目はブルゴーニュのピノ・ノワールです。生産者はフェヴレ、ブルゴーニュの歴史ある優良生産者です。ブルピノの定番ですね。

味わいは期待通りでした。赤系果実の香りに紅茶のニュアンス、いかにもブルピノなエレガントな香り。繊細なタンニンで程よい果実味、樽がちょうどよく、出汁っぽさも出ている。

これがスマガツオにピッタリ!

一般的には魚介類に赤ワインは合わないと言われていますが、マグロやカツオのような赤身の魚にはブルゴーニュのピノ・ノワールが合います。ピノ・ノワールでも、カリフォルニアの果実味たっぷりだと合わないので注意が必要です。

参加メンバーも驚きのペアリング。こうしたサプライズや楽しい時間を共有できることがワインの魅力とあらためて実感した1日でした。