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ワイン日記

北海道チーズと世界のワインをリーズナブルに楽しめる店「チーズとコの字 チカセル」(札幌中央区 創成川イースト)

札幌在住の「宅飲みエキスパート」が、地元北海道のおすすめなお店をご紹介します。

今回は、札幌市中央区 創成川イースト呼ばれる地区にある「チーズとコの字 チカセル」です。北海道チーズと世界のワインをリーズナブルに楽しめる店です。

チーズとコの字 チカセル

2023年7月にオープンしたばかりのお店です。場所は、創成川イーストと呼ばれる近年さまざまな美味しい店が進出しているエリアにあります。

札幌市中央区南2条東2丁目大都ビル地下1階

北海道チーズがリーズナブルに楽しめます

【チーズとコの字 チカセル】は、南3条西5丁目 三条美松ビルにある「カンティーニュ SEL」さんの2号店です。カンティーニュ SELさんは、北海道チーズの品揃えが豊富なお店ということで、チカセルさんも美味しい北海道チーズをいただけます。

この日は待ち合わせまで1時間ほど時間があり、1時間1本勝負、一人で訪問したので食事はチーズの盛り合わせ3種(600円×種類)のみのオーダーでしたが、とても気さくなシェフが快く対応してくださり、居心地のよい雰囲気です。

チーズは全て北海道産で、白カビが山椒入りの特注(産地失念)、ミモレットは興部町産、ブルーは江別市の小林牧場でつくられたものです。

どれも美味しいのですが、江別市 小林牧場の熟成ブルーチーズのレベルの高さには驚きました。といって、画像にほとんど映ってない自分のセンスの無さは、どうかご容赦ください。

本場ヨーロッパにも引けを取らない本格的な味わいです。スパイシーさとクリーミーな口あたりが、赤ワインと超絶バッチリの相性です。これはリピート確定です。

ワインは”立ち飲み”ができます

こちらの店はコの字型のカウンターの他に、立ち飲みスペースがあります。価格は1500円(60分)で、延長は1時間+1000円、2時間以降は+500円です。しかも立ち飲みはチャージ代(800円)はかからないシステム。とてもありがたい。

立ち飲み用テーブルにはワインが置かれていて、各自セルフで楽しめるスタイルです。この日は泡が2種、白が5〜6本、赤が6〜7本と種類が豊富です。イタリア、南仏、スペイン、日本ワイン(北海道)などなど、国内外問わずのラインナップです。

この日は立ち飲みでワイン6種類いただきました。

①泡|コッレ・バッコ グラン・キュヴェ・ブリュット

イタリアのスプマンテ(スパークリングワイン)です。生産者はカンティネ・ピローヴァノ、ブドウ品種はPinot Bianco (ピノ・ビアンコ), Chardonnay (シャルドネ)。

ワインレビュー

色合いはレモンイエロー。レモン、グレープフルーツの皮など柑橘系にチョークの香り。微発泡に感じるのは、もしかすると空けてから時間が経っているせいかもしれません。柑橘系の爽やかさと残糖感を感じ、アフターに苦味を感じます。

外は札幌の8月下旬では異例の34度。蒸し暑く、スパークリングが染み渡ります。

②白|ドメーヌレゾン 中富良野 ゲヴェルツトラミネール 2022

ワイナリーは、北海道 中富良野町のドメーヌレゾン。コンセプトは山羊(やぎ)とつくるワイナリー。畑で山羊を飼育し、山羊が草を食べ、堆肥は山羊の排泄物。持続可能な自然なワイン造りがコンセプトのワイナリーです。ラベルにも山羊の絵が描かれていますね。

ブドウ品種は、アルザスやドイツで有名なゲヴェルツトラミネール。日本ワインでは珍しいですね。

ワインレビュー

色合いは淡いレモンイエロー。ゲヴェルツトラミネール特有のライチ香が香ります。すっきりした味わいですが口あたり少しオイリー、ライチの甘さが優しいワイン。

ライチの香りと果実感がとても優しいワインです。ナチュラルなワイン造りをされていますが、還元臭もなくスムーズに楽しめるワインです。

③赤|ディー エー メルロー 2021 Domaine Astruc d.A.Merlo

産地は南フランス ラングドック地方。生産者は、「ジャン=クロード・マス エステーツ&ブランズ」、ラングドックを語る上で感ラズと言っていいほど出てくる生産者です。

ドメーヌ・アストラック(d.A.)の設立は1862年と古く、主に単一品種のワインをつくっています。恵まれた気候条件でスケールメリットを活かし、リーズナブルな価格のワインを造っています。

ワインレビュー

色合いは濃いガーネット。プラム、レーズンのジャムのような甘い香り。なめらかな口あたりで、黒系果実を凝縮したような味わい。シンプルだけど、変な雑味のないスムーズな味わい。

南仏のワインは本当にリーズナブルですね。小売価格は1000円ちょいくらいかと思います。

④赤|十勝ワイン 山幸 2020

産地は北海道 池田町。1963年に日本で最初に誕生した”自治体によって経営されるワイナリー”です。 ブドウ品種は、池田町発祥の”山幸”100%。

ワインレビュー

色合いはガーネット。香りは、ビオっぽい還元香がの奥にブラックチェリーの香り。味わいは、香りの印象とは違ってとてもスムーズで優しい。ピノ・ノワールのような繊細さを感じます。果実味とコク、酸味のバランスの良いワイン。

⑤赤|マルキドボーラン シラー 2020

産地は南フランス ラングドック地方。IGP ペイ・ドックのワインです。生産者の「マルキドボーラン」は、栽培者協同組合“フォンカリュー”が生産するブランドです。

ワインレビュー

色合いはガーネット。香りは、黒系果実と赤系果実が入り混じり、鉄のニュアンスを感じます。味わいはジューシーで力強いですが、とてもスムーズです。

小売価格は1000円以下と、コスパ抜群のワインです。

⑥赤|アバイ メルロー 2020

産地はスペイン カスティーリャ・ラ・マンチャ。生産者は、1940年に設立された家族経営の「ボデガ」。80haの自社畑を所有し、醸造には最新の醸造設備を擁し、生産行程を徹底的に管理しています。

1995年から、ラ・マンチャD.O.が「ラ・マンチャで最も素晴らしいワインスペシャリスト」と認定する3代目ビエンベニード・ムニョス・ポリョが参加し、栽培責任者および醸造責任者として活躍しています。

ブドウ品種はリュット・レゾネ(減農薬農法)で造られたメルロー100%です。

ワインレビュー

色合いは黒に近い紫色。レーズン、少し還元香がします。レーズンやカシスの凝縮感が素直に美味しい。

おすすめのポイント

  • 北海道チーズがリーズナブルに楽しめる
  • 立ち飲みスペースで一人でも気楽に楽しめる雰囲気
  • ワインのアテになる1品料理も充実
  • コの字のカウンターがおしゃれ
  • 気の知れた仲間同士でもワイワイ楽しめる雰囲気

【チーズとコの字 チカセル】
札幌市中央区南2条東2丁目大都ビル地下1階
営業時間 16:00〜23:30
定休日 日曜、チャージ800円(立ち飲みは無料)、禁煙

 

チーズもワインもとても美味しくいただきました。今度はゆっくり時間を取って、そのほかの料理もぜひ堪能してみたいと思います。

以上、参考になれば嬉しいです。楽しいワインライフを!