【赤ワイン】イタリア シチリア島の伝統品種”ネロ・ダーヴォラ”　果実味たっぷり凝縮した味わい

本当の宅飲みおすすめワインを探すため、20万円分のワインを買ってみようと思い立ってはじめたシリーズ。シリーズ 21本目となる今回は、イタリア南部 地中海に浮かぶ島 シチリア島の赤ワインです。

シチリア島は地中海に位置する温暖な気候ですが、標高高い地域では夜は冷涼になるなど、同じ島でも場所によって気象条件が異なるくらいの多様性のあるワイン生産地です。

今回ご紹介するのは、シチリア島の伝統品種”ネロ・ダーヴォラ”で造られらた赤ワインです。果実味たっぷりで凝縮した味わいのしっかり系赤ワインでした。

フェウド ディシーサ ネロ ダーヴォラ 2020

生産者のフェウド・ディシーサは、シチリア島北西部 モンレアーレに拠点があります。夏の強い日差しと乾燥した気候、火山性土壌、昼夜の寒暖差など品種の強い個性を育む風土で、伝統品種と国際品種の上質なブドウを栽培。洗練さと優雅な品格を備えたワインを造っています。

海抜350～500mの丘陵に広がる畑は、放熱性の高い粘土質、石灰質の火山性土壌に覆われていて、アフリカ大陸からの暑い風、乾燥した夏は、農薬を使用しない有機栽培には理想的な環境です。

ブドウ品種は、伝統品種のネロ・ダーヴォラ100％、ヴィンテージは2020年、小売価格は税込 約2100円（2023年8月現在）です。

ネロ・ダーヴォラ。イタリアらしい土着品種の味わい。

香りは黒系果実と赤系果実が共に感じることからキャンティぽい気もしますが、梅やしそのニュアンスからキャンティとは違う。味わいはほぼ果実味でだが、酸味がそれほど強くないのでシラーとも違う感じ。キャンティとシラーの中間のようなイメージを持ちました。

また飲みたいかと聞かれると自分はそうでもないですが笑、果実味中心でシンプルな味わいのワインが好きな人にはおすすめです。