ワイン日記

【スーパーで買えるワイン】ワイン伝統国でありながら高コスパのワイン造り 「ブルガリア」

スーパーで買えるワイン、今回ご紹介するのは北海道が拠点のスーパー「アークス」で購入したブルガリアの赤ワインです。

味わいはボルドーで価格はリーズナブル。宅飲みにはとってもありがたいワインでした。

ブルガリアはワイン伝統国でありながら高コスパのワインを生産する注目の産地です。

ロゴダジ カベルネソーヴィニヨン・カベルネフラン・メルロー

産地|ブルガリア

ブルガリアはワイン発祥の地と言われる黒海からカスピ海周辺位位置する東欧の国です。ヨーグルトで有名ですね。4000年以上前にワイン醸造が始まったとされる、伝統あるのワイン産地です。

第2次世界大戦後に社会主義国下に入り、グローバルな市場でブルガリアワインはほとんど流通しなくなりました。ソ連崩壊後に民主化が進み、カリフォルニアからワイン醸造の最新設備・技術、国際ブドウ品種が伝わり、安価で高品質なワインが作られるようになりました。

ワイン伝統国でありながら近年アメリカから設備や技術が伝わってきたため、伝統を生かしながら最新技術を取り入れるといった変貌を遂げたんですね。

フランスワインの高騰が進む中、ワイン伝統国のワインが安価に飲めるのは大変ありがたく、注目の産地です。

生産者|ロゴダジ

イタリア人醸造家 ムラッド・オウダ氏の加入により、ブドウ栽培や醸造、ワイナリー経営全般に至るまで ”高級ワイナリー並みの丁寧なワイン造り” をしています。

全量手摘み・人の手による選定、陰干しして凝縮度を高めたブドウを焼く10%ブレンド、徹底した樽管理など、どれも手間と人手がかかることを実践して高品質なワインを造っています。

人件費の安さと徹底したコスト管理で、味わいはフランスやイタリアに引けを取らないにも関わらず高コスパなワインをリリースしています。

ロゴダジ カベルネソーヴィニヨン・カベルネフラン・メルロー 2018

ブドウ品種はカベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、メルローといったボルドー品種。それらがブレンドされるのもボルドーと一緒ですね。

産地はブルガリア南西部 ストゥルマ谷南西部に位置し、地中海性気候の温暖な気候でブドウ栽培に適した土地です。

ワインレビュー

色合いは、ガーネット。香りレーズン、コッペンパン、鉛筆の芯。味わいも黒系果実のジューシーさとこなれたタンニンのバランスがよく、ボルドーワインそのもの。

飲んだ瞬間、美味しいボルドーと感じるワイン。複雑性はないため高級シャトーの味わいとはもちろん異なりますが、1,300円程度の価格を考えるととてもお買い得感があります。

ボルドーでこの味わいだと、3,000円以上はするのではないかと思う。しかも5年の熟成を経ているので、タンニンが溶け込んでスムーズ。

ブルガリアワイン、いいと思います。

ロゴダジ カベルネソーヴィニヨン・カベルネフラン・メルロー 2018

生産地:ブルガリア
品種:ベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、メルロー
価格:約 1300円(2023年12月現在)
香り:レーズン、コッペンパン、鉛筆の芯
味わい:黒系果実のジューシーさとこなれたタンニン
点数:3.4