ワイン日記

【白ワイン】日本を代表するブドウ品種 「甲州」。スッキリさわやか系ではワールドクラス!

日本固有種である「甲州」。意外に知らない人も多いのではないでしょうか?

甲州のイメージは「スッキリ」「さわやか」「シンプル」。悪くいうとあまり特徴がないかなと思っていましたが、それは自分の経験不足でした。このワインを飲んで自分の認識が間違っていたことに気づきました。

「シャブリにも引けを取らないのでは?」

それくらいびっくりして、新たな発見に興奮気味でした笑

グレイス 甲州 菱山畑

グレイスワイン(中央葡萄酒)と甲州

生産者のグレイスワイン(中央葡萄酒)は、甲州を世界に知らしめた名門ワイナリーです。1923年 山梨県で創業。日本のワイナリーとしてはかなり歴史があります。

甲州は1992年から試験的に栽培開始されました。6年後の2018年には、国内初のワインコンペティション「ジャパン インターナショナル ワインチャレンジ」で最優秀国産白ワイントロフィーを受賞。

試験栽培開始から18年後の2010年、ついに甲州は日本初の O.I.V.(国際ブドウ・ワイン機構) に品種登録されました。これによってEU諸国への輸出が可能になり、今日では繊細な日本食に合うワインとして国際的に認知されています。

グレイス 甲州 菱山畑 2020

山梨県勝沼町を見下ろす高台にある、冷涼な菱山(ひしやま)地区で栽培された甲州100%で造られたワインです。原産地呼称は「GI ヤマナシ」。

ワインレビュー

色合いは、淡いレモンイエロー。レモン、グレープフルーツの柑橘系の香り。味わいは果実味とさわやかな酸味、フレッシュなだけでなくしっかりとしたミネラルも感じます。

飲んだ印象は「シャブリ」。とてもミネラリーで、思っていたイメージと全然違いました。資格試験の時に飲んだ時はほとんど印象に残らなかったくらい影が薄かったのですが、それは自分の味覚が発達してなかったのか、飲んだワインがイマイチだったのか。。

スッキリ・さわやか系のワインでは、ワールドクラスです。ニュージーランドのソーヴィニョン・ブランのような存在感ではなく、フランス ブルゴーニュ北部の冷涼な産地のシャルドネを思わせる繊細でエレガントな感じです。

お寿司や天ぷら、できたらお店のカウンターで上質な日本料理と合わせてみたいです。それくらい品を感じさせるワインでした。

これまで飲んだ日本の白ワインで一番美味しかったかも。

お見それいたしましたー(>_<)

グレイス 甲州 菱山畑 2020

生産地:日本 山梨県
品種:甲州100%
価格:約 4,000円(2023年12月現在)
香り:レモン、グレープフルーツ
味わい:果実味とさわやかな酸味、ミネラルのバランスが秀逸
点数:3.8