ワイン日記

2024年1月 家飲みしたワインたちをまとめて紹介

2024年1月に家飲みしたワインをまとめて紹介します。

2024年1月 家飲みワイン

【赤】ミルトンパーク シラーズ 2020

カルディで購入したワイン。価格は税込1,500円(2024年1月現在)。産地はオーストラリア、ブドウ品種はシラーズです。

オーストラリアのワインは「リーズナブルだけど美味しい」 家飲みにぴったりのワインがたくさんあります。

ワインレビュー

色合いは紫に近いガーネット。凝縮した黒系果実、ハーブ、胡椒、梅の香り。第1印象は「ジューシー」。酸味・タンニンともにたっぷりだけど、果実味がたっぷりなので飲みやすい。シラーズははずれがないな〜

点数:3.7

【赤】クラウス カイザー ピノノワール ナーエ 2022

カルディで購入。価格は税込1,200円(2024年1月)産地はドイツ、ブドウ品種はピノ・ノワール。

ドイツは冷涼な気候のため以前はピノ・ノワールの栽培が難しかったのですが、現在は温暖化の影響でピノ・ノワールの美味しいワインが造られてきています。冷涼な産地のピノ・ノワールらしく、ドイツのピノ・ノワールは繊細でエレガントな作りのものが多い印象です。

ワインレビュー

ピノにしては濃いめのルビー。ラズベリーなど赤い果実、赤い花、梅など赤系の香り。香りのボリュームは控えめでおとなしい印象。味わいは、繊細で綺麗。ブルゴーニュのピノ・ノワールのよう。果実味、タンニンともおだやか。程よい酸味がエレガントな印象に。千円ちょいでこの味わいはお得。

点数:3.7

【白】ミルトンパーク シャルドネ 2021

カルディで購入。価格は税込1,350円(2024年1月)。産地はオーストラリア 南オーストラリア州、ブドウ品種はシャルドネです。

ワインレビュー

緑がかったイエロー。レモン、桃の缶詰、チョークの香り。冷涼な地域で完熟したブドウを使ってる印象。果実味と酸味のバランスがちょうど良く、ミネラルも感じ飲み疲れない。オーストラリアワインいい。

点数:3.5

【白】シャトー・デレスラ トカイ フルミント ドライ 2021

カルディで購入。税込 1,630円(2024年1月)産地はハンガリー、ブドウ品種はフルミントです。

ハンガリーのフルミントといえば、世界3大貴腐ワインとして極甘口ワインとして世界的に有名ですが、このワインは通常の辛口ワインです。生産者はシャトー デレスラ。ハンガリーの名門生産者です。

ワインレビュー

緑がかったイエロー、粘性中程度。レモン、白い花、チョーク、ハチミツ。柑橘系のしっかりとした酸味が印象的。適度にボリュームがあり、樽熟成なのかハチミツのようなニュアンスもあります。

点数:3.4

【赤】モンテ・クルズ レゼルヴァ 2014

イオンで購入。税込 1,080円(2024年1月)産地はスペイン、ブドウ品種はテンプラニーリョ。ヴィンテージは2014年。

サクラワインアワード2023ゴールド受賞のワインです。「サクラワインアワード」は2014年からはじまった日本人女性のワインプロフェッショナルたちの選ぶワインコンテストです。

ワインレビュー

深いガーネット。外観からは熟成感なし。香りはレーズン、梅。少し閉じてる印象。味わいはパワフル。収斂製のあるタンニン、鋭い酸味、黒系果実の凝縮感。正直10年近くの熟成は全く感じられない。シラーズよりインクっぽい。時間が経つと味わいが落ち着いてまろやかに。バニラのような出てきた。このワインはすぐ飲まず、少し時間をおいたほうがいい。

点数:3.6

【赤】ライサ・クリアンサ・リオハ 2019

イオンで購入。税込 1,410円(2024年1月)

ワインレビュー

濃いガーネット。レーズン、インクと黒系の香りにバラの赤も。黒系果実が凝縮したパワフルな味わい。タンニン、酸味とも豊富。シンプルな味わい。

点数:3.4 

【酒精強化】バルデスピノ ティオディエゴ アモンティリャード

ネット(楽天 フェリシティー)で購入。税込 3,740円(2024年1月)。産地はスペイン、シェリー 辛口のアモンティリャードです。ブドウ品種はパロミノ100%。アルコール度数18%。

ボデガ(シェリーの「生産者」のこと)は、ヘレス地方で最も歴史のあるボデガの1社であるバルデスピノ社。13世紀からワイン造りをしています。

アモンティリャードはシェリーの中で辛口で、地元でも愛されるナチュラルな味わいが特徴です。酒精強化ワインは開けてからも日持ちするので、毎日ちびちび飲めるのでとても便利なワイン。好みの分かれる味わいなので、バーで飲む機会があれば頼んでみるといいかも。

ワインレビュー

茶褐色。シェリー独特の還元香、焦がした飴、ヘーゼルナッツ、アーモンドの香り。ふくよかな味わいだけどドライ。シェリーの中では辛口で、単独で飲むのもよし、肉料理とも合わせることができそう。個人的には、飲み足りない時食後にゆっくり飲みたい。

点数:3.5

【赤】ジスト グランレゼルバ 2011

ファミマで購入。税込1,100円(2024年1月)。産地はスペイン、ブドウ品種はテンプラニーリョ。このワインの特徴はなんといっても2011年というヴィンテージ。コンビニでこの価格で熟成ワインが飲めるのが本当にありがたい。

ブドウは「手摘み」、60ヶ月の熟成を経て瓶詰めされ、10年以上の時を経て店頭に並ぶ。とてつもない手間とコストがかかっていることがわかります。

ワインレビュー

濃いガーネット。レーズン、インクの香りはボルドーっぽい。皮や紅茶などの熟成香は余り感じない。タンニンが溶け込み、口あたりなめらか。熟成ワインらしい飲み疲れない心地よさを感じることのできるワイン。

点数:3.6

【白】プレシー・デュヴァル ミュスカデ セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー 2022

イオンで購入。税込 1,080円(2024年1月)産地はフランス ロワール地方、ブドウ品種はミュスカデです。

シュール・リーとは、発酵後もあえて澱を取り除かずにコンタクトさせることで、旨味を引き出す醸造方法です。

ワインレビュー

レモンイエロー。レモン、白い花、チョークと冷涼な気候を想像させる香り。柑橘系の爽やかな味わいだけど、少しオイリーでボリュームを感じる。旨味と酸味とミネラル感のバランスがよく、和食にも寄り添う味わい。アフターに感じる苦味は、春野菜の天ぷらと合わせてみたい。

点数:3.7

【赤】クロ ビュザオ ピノ ノワール リザーヴ 2021

ジュピターで購入。税込 1,540円。産地はルーマニア、ブドウ品種はピノ・ノワール 100%。フレンチオークで5〜6ヶ月熟成。

ルーマニアはワイン伝統国でありながらも価格がリーズナブル。特にピノ・ノワールは正統派な造りの割に価格が安い。家飲みにオススメのピノ・ノワール。

ワインレビュー

ピノにしては濃いめのルビー。イチゴ、ラズベリーの赤系果実に樽のニュアンス。繊細でエレガントな味わいはブルゴーニュっぽい。果実味というより、紅茶の感じ。家飲みピノにオススメの1本。

点数:3.7

【酒精強化】ヴィニョス バーベイト マディラ スイート

ネット(フェリシティ)で購入。税込2,730円(2024年1月)。ポルトガルの酒精強化ワイン。ブドウ品種はティンタ・ネグラ 100%。アルコール度数19度。

生産者のヴィニョス・バーベイト社はポルトガルマデイラ島の代表的なワイナリー。1946年創業。発酵が半分以上進んだ頃にアルコール96度のグレープスピリッツを添加し、酒精強化ワインに。3カ月間エストゥファ方式(人工加温熟成)で加熱処理を施し、その後さらに約2年間の樽熟成を行った後、リリースされます。

ワインレビュー

茶褐色。還元香と甘酸っぱい香り。アモンティリャードと比べると還元香は穏やか。口に含むとカラメルソースのような甘味が口いっぱいに広がります。深い味わいながらも酸味もあるため軽やかに飲める。デザートワインとして食後に飲みたい。

点数:3.5

【白】ディアン パー アンドレ リュルトン ソーヴィニヨン ブラン 2020

ネット(フェリシティ)で購入、税込 2,380円。産地はフランス ボルドー アントゥル・ドュー・メール地区、ブドウ品種はソーヴィニョン・ブラン 95%、ソーヴィニョン・グリ 5%。

スキンコンタクトの後、ステンレスタンクにて醗酵(マロラクティック醗酵はなし)。ステンレスタンクで4カ月熟成させます。

生産者のアンドレ リュルトンは、グラーヴ地区ペサックレオニャンに多くのシャトーを有する優良生産者です。ワイン評論家のロバート パーカー氏が「格付けシャトーより素晴らしいワインをつくっている」コメントし、コスパのいいワインを数多くリリースしています。

アントゥル・ドュー・メール地区は左岸と右岸の間、中央に位置し、高級ワインがないため地味な印象ですが、近年良質でリーズナブルなワインの産地として注目しています。

ワインレビュー

レモンイエロー、粘性高め。グレープフルーツの皮、桃、チョーク、ハチミツの香り。口に含むとふくよかで肉厚。柑橘系の爽やかな果実味で、アフターに苦味を感じる。ソーヴィニョン・ブラン主体だけど、ハチミツの感じはボルドーの白って感じ。でも樽使ってなんだよな〜。

点数:3.5

【赤】ドメーヌ・デ・テール・ジャンティール ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2020

ネット(うきうきわいんの玉手箱)で購入、税込 1,785円(2024年1月)。産地はフランス ブルゴーニュ、ブドウ品種はピノ・ノワール 100%。

ブルゴーニュ マコン地区のピノ・ノワール。生産者は1921年から続くドメーヌ デ テーレ ジャンティーユ。ブドウの栽培はリュット・レゾネ式。全て手摘みによる収穫で、最新式の空気圧プレス機で圧搾後、セメントタンクや樽を使って熟成、テロワールを生かしたピュアなワイン造りを目指しています。

ブルピノが2,000円以下で買えるなんてありがたい。

ワインレビュー

チェリーレッド。イチゴ、すみれ、梅と赤い香り。チャーミングな果実味でタンニンも感じる。味わいはシンプル。

点数:3.4

【酒精強化】ペッレグリーノ マルサラ スーペリオーレ ガリバルディ ドルチェ

ネット(フェリシティ)で購入、税込 1,690円。産地はイタリア シチリア州 マルサラ、ブドウ品種は方ラット 100%です。オーク樽で最低2年間熟成。

生産者はペッレグリーノ社。1880年創業でマルサラの老舗。

ワインレビュー

琥珀色。焦がした綿飴の香り。軽やかなカラメルソースの甘み。マディラととても似てるが、比べると還元香が控えめ。デザートワインとして食後にゆっくり飲みたい。

点数:3.5

【おまけ】ラガヴーリン 8年

ワインではなくスコッチです。ネット(フェリシティ)で購入、税込 5,980円。

もともと16年を愛飲しておりましたが、昨今の価格高騰で少し前は6,000円前後だったものが今や約12,000円と2倍のお値段に。。気軽に飲める価格ではなくなりましたので、8年ものを購入した次第。

レビュー

淡いレモンイエロー。16年に比べてあきらかに明るい色。アイラらしいピート香。味わいは十分旨い。熟成した丸みはないもののアイラらしい独特の風味は十分感じられる。ストレートで飲むのもいいが、ハイボールにしても最高。ちょっともったいないけど。

点数:3.8

まとめ

2024年1月に家飲みしたワインでいちばんのおすすめは、ジュピターで購入したルーマニアのピノ・ノワール

”クロ ビュザオ ピノ ノワール リザーヴ 2021”

でした。1500円で飲めるピノ・ノワールとして秀逸です。