ワインレポート

【主催ワイン会】2024年6月 テーマ ”白” Day2

主催ワイン会 6月のテーマは「白」。

白ワインについて、次のような印象を持っている人が少なくないです。

  • すっきりして飲みやすい
  • さっぱりして飲みやすい

どうでしょう?

世界中の白ワインにはいろんな味わいがあって、とてもオモシロイということを体感してもらいたくて、白ワイン中心のワイン会を開催しました。

2日目の様子をレポートします。

1日目のレポートはこちら

【主催ワイン会レポート】2024年6月 テーマ ”白” Day1主催ワイン会 6月のテーマは「白」。 白ワインについて、次のような印象を持っている人が少なくないです。 すっきりして飲み...

みなさんのワイン選びの参考になれば幸いです。

【主催ワイン会】2024年6月 ”白” Day2

①【泡】旅路スパークリング ロゼ 2023

産地:北海道三笠 品種:旅路100% 生産者:TAKIZAWAワイナリー

化学肥料や農薬を極力使用せず、発酵もすべて野生酵母のみを使う自然派ワイン。北海道固有のブドウ品種「旅路」を使用して造られているロゼのスパークリングワイン。

最初から変化球となりましたが、ブドウ品種は北海道原種の「旅路」100%。ロゼのスパークリングワインです。化学肥料や農薬を極力使用せず、発酵もすべて野生酵母のみを使う自然派ワイン。

ナチュールらしい滋味深い味わいが、北海道の魚介類にピッタリ。

②【白】マコン ミリー・ラマルティーヌ 2021

産地:フランス ブルゴーニュ 品種:シャルドネ100% 生産者:レ・ゼリティエール デュ コントラフォン

世界最高峰の白ワインの造り手コント・ラフォンが、マコンの地で手掛ける1本。美しい酸味とミネラル感が特徴で、時間の変化とともに香りが広がっていきます。

以前飲んだコントラフォンのマコンに感動して今回セレクトしたのですが、、

「硬かった。。」

温度低すぎたのもあるし、もっと早めに抜栓しておいてもよかった。そもそも飲み頃がまだ先というのもあるかもしれない。

ワインの実力の半分も出しきれなかったことは、とても反省。いい勉強になりました。(参加者のみなさまゴメンナサイ)

③【オレンジ】バッカス オレンジ サンスフル 2023

産地:北海道上富良野町 品種:バッカス 生産者:多田農園

化学肥料や農薬は一切使用せず、無濾過でつくる自然派ワイン。無濾過のため濁りと澱があります。酸は穏やかで厚みがあって滋味深い味わいが特徴のオレンジワイン。

ナチュールらしい滋味深い味わいが、北海道の魚介類にピッタリ。

④【白】グラッドストーン アーラー ソーヴィニヨン ブラン

産地:ニュージーランド マーティンボロ 品種:ソーヴィニョン・ブラン100% 生産者:グラッドストーン・アーラー

グラッドストーンは鹿児島県で本格焼酎を造る西酒造がニュージーランドで運営するワイナリー。ニュージーランドワインの代名詞ソーヴィニョン・ブランは本家フランスをも凌ぐ世界中で人気の白ワインです。魚介系との相性がバツグンです。

ニュージーランドのソーヴィニョン・ブランらしい爽やかでエレガントな味わい。大好きなクラウディベイより価格はお高め。個人的にはクラウディベイの方がわかりやすい味わいで好きかな。4000円以下で買えるし。

⑤【白】ラインガウ リースリング・フォルラーツ2022

産地:ドイツ ラインガウ 品種:リースリング100% 生産者:シュロス フォルラーツ

シャルドネに勝るとも劣らない高級白ブドウ品種のリースリング。ドイツ最古の名門ワイナリーによる辛口リースリング。繊細で透明感のある味わいはリースリングの良さがギュッと詰まった1本です。

ドイツのリースリングらしい味わい。柑橘や青リンゴ、白い花の香り。爽やかな酸味にほのかな甘みを感じます。アルザスにはあまり感じない甘みがドイツ リースリングの特徴か?まだまだ飲んでいかないと。

⑥【白】ファミーユ・ジョリー クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン 2020

産地:フランス ロワール 品種:シュナンブラン 100% 生産者:ファミーユ・ジョリー(ニコラ・ジョリー)

「ビオディナミの伝道師」と称される圧倒的な存在感を放つ造り手。飲む者を虜にする「ロワールのモンラッシェ」と名高いトップキュヴェワイン。 「永遠に熟成する」とも言われる自然派ワインの頂点に君臨するワイン。

「いつか飲みたい」と思ってたワイン。自然派ワインを語るときに欠かせないワイン。ついに飲める時が・・

ブルゴーニュのシャルドネのような複雑で華やかな香りはないです。その代わり、口に含んだ時の旨みエキスがハンパないす。

口の中が幸せな液体で満たされます。酸味とは違う旨みからくる。。これか・・これなのか・・。体で感じるワイン。すごすぎです。

⑦【赤】テッレ デルバローロ バローロ 2016

産地:イタリア ピエモンテ 品種:ネッビオーロ100% 生産者:テッレ・デル・バローロ

イタリアの高級赤ワインといえばバローロとバルバレスコの名があがります。ブルゴーニュのピノ・ノワールに引けを取らないエレガントな味わいが特徴です。8年熟成し飲み頃を迎えています。

1日目は同じ生産者のバルバレスコでヴィンテージは2017。比較すると、バルバレスコの方が飲み頃で美味しかった。

これはとても勉強になる。ブドウの持つ力はバローロの方が高くヴィンテージも1年古い2016年だったけど、飲み頃ピークはまだ先の感じ。

結果として、リーズナブルなバルバレスコの方が美味しく感じると。

ワインのポテンシャルを最大限発揮できる飲み頃にワインを開けてやることがとても重要と改めて実感。

⑧【甘】ゴルトシャッツ アイスワイン 2020

産地:ドイツ ラインヘッセン 品種:バッカス, フクセルレーベ, オルテガ 生産者:リッター・ツァホニー

ドイツの格付けは独特で、ブドウ果汁の糖度によって6段階に区別されます。 「アイスワイン」は上から2番目で、凍結したブドウから搾られる果汁から造られる甘口ワインです。

極甘口のアイスワイン。リッチで凝縮感があるよいデザートワイン。

さいごに

2日間を通してさまざまな味わいのワインを楽しんでいただきました。参加者のみなさんも自分の好みのワインが見つかったようでよかったです。

ワインはただの飲み物ですが、背景や物語を知り、今しか味わえない味わいを仲間と共有する。2度と味わえない「今」という時間をワインで深めることができたなら嬉しい限りです。