スーパーで買えるワイン、今回ご紹介するのは北海道が拠点のスーパー「アークス」で購入したイタリアの赤ワインです。
イタリアワインの代名詞的存在の「キャンティ」。ブドウ品種はサンジョベーゼ主体で、力強さと繊細さが同居する味わいが特徴です。
キャンティは当たり外れが多いとも言われます。その昔、キャンティと名づければどんな味わいでも高く売れる時代があったため、粗悪品が世界中に出回りイメージの悪化につながりました。
現代ではそのようなキャンティはほとんど見なくなったというのが実感です。
センシー キャンティ
産地|イタリア トスカーナ
キャンティはイタリア中部 トスカーナ地方のワインです。トスカーナ以外で造られたワインでキャンティを名乗ることはできません。ブドウ品種はサンジョベーゼ主体で、最低70%以上の使用が法律で規定されています。
生産者|センシー
1890年創業、トスカーナの中堅ワイナリー。’90年代の初めに醸造設備を最新式にし、伝統と最新を融合させエレガントなワイン造りをしています。
センシー キャンティ 2020
ブドウ品種は、サンジョベーゼとカナイオーロ。カナイオーロは初めて聞きました。イタリアには多数の土着品種がありますがその一つですね。DOCGキャンティです。
ワインレビュー
色合いは、ルビー。イチゴ、ラズベリーなど赤系果実が中心で心地よい酸味、鉛筆の芯の香りもある。味わいは繊細な飲み口で、果実味がチャーミングだけど鉛筆のような骨太さも感じる。軽やかだけど芯のあるワイン。
キャンティの良さは飲み口が軽やかだけど軽すぎず、しっかりした味わいにあるところにあると思います。このワインもそんなキャンティらしさがたっぷりの味わい。
ボルドーのようにしっかり系は体が求めてなく、ピノ・ノワールを開けるのも少しためらう。そんな時に重宝するのがキャンティです。価格もリーズナブルだし、軽やかな飲み口としっかりした味わいは、宅飲みにはもってこいのワインです。
焼き鳥は塩にもタレもOK、天ぷらを天つゆにつけながらキャンティを一緒に頬張るのもいい。相手を選ばない万能さもキャンティの魅力の一つです。
センシー キャンティ 2020
生産地:イタリア トスカーナ
品種:サンジョベーゼ、カナイオーロ
価格:約 1300円(2023年12月現在)
香り:イチゴ、ラズベリー、鉛筆の芯
味わい:繊細な飲み口、赤系系果実のジューシーさと心地よい酸味
点数:3.5