いいワインを見つけました!南仏ローヌ グルナッシュのワインはとってもエレガント。価格は約3000円(2025年2月現在)と安くはないですが、お値段以上です。
ル・ランデヴー・デ・ザコリット 2021 ドメーヌ・デ・ザコル
産地はフランス ローヌ。ブドウ品種はグルナッシュ100%。
なんとブドウは全てビオディナミ農法でつくられています。ビオディナミ農法とは、化学肥料や農薬を一切使用せず、剪定・収穫・醸造のタイミングを月の満ち欠けなど天体カレンダーに従って行い、ブドウ樹の持つ自然の力を最大限発揮させる農法です。
人件費がかかることはもちろん、ブドウが病気になるリスクを抱えているので経営リスはかなりのものです。それでもブドウの持つ自然の力によって美味しいワイン造りたいという信念がないと取り組めないワイン造りです。それが約3000円で飲めるなんてすごい。
オーナーのオリヴィエ・ルリッシュは、ブルゴーニュの名門ドメーヌ・ド・ラルロで醸造長を務めた後、妻フローレンスとともに南仏ローヌで自身のドメーヌ「ドメーヌ・デ・ザコル」を立ち上げました。
彼はラルロで培ったビオディナミ農法を活かし、2011年にオーガニック農法へ移行、翌年にはすべての畑でビオディナミ農法を導入した。畑は樹齢50年以上のぶどうが多く、粘土石灰質土壌で恵まれた環境。ワイン造りには自然酵母を使用し、全房発酵や旧樽熟成などラルロでの経験が活かされている。
ワインは果実味と酸のバランスが良く、エレガントでフィネスのあるスタイル。手作業で収穫し、温度管理を徹底するなど細部にこだわり、現在では三つ星レストランを含む世界中の名店で取り扱われる注目の生産者となっています。

ラズベリーレッドで少し濃い色調の外観。第一印象は控えめで、イチゴやラズベリーの赤系ベリーの香り。バラや梅、タバコのようなニュアンスもあります。口に含むと柔らかくしなやかなタンニンとしっかりとした酸味がバランスよく、樹齢50年のエキス分が濃く旨みが凝縮している。複雑で余韻も長い。アルコールは低く12.5%で軽やかな印象。エレガント系で、少し野生的な自然派ピノ・ノワールといった感じ。とてもいい。
点数:4.1(5点満点)
自然な造りのワインはどこか滋味深く、身体にゆっくりと染み込んでいくような味わい深さがある。3000円でこの満足度はすごい。ピノ・ノワール好きやナチュール好きの人にもおすすめできるワイン。
グルナッシュはあまり飲んできてなかったけど、いいなー。リーズナブルだし。週末ワインにピッタリ。