カルディで買えるワイン、今回はイタリア白「ヴィッラ・オルキデア ビアンコ アパッシーテ」をご紹介します。
アパッシメント製法で造られたワインは、濃厚な味わいになります。
ヴィッラ・オルキデア ビアンコ アパッシーテ 2020
産地はイタリア ヴェネト州。ブドウ品種はガルガーネガです。ヴェネト州のガルガーネガというと「ソアーヴェ」というワインが有名ですが、これはソアーヴェではないですね。アパッシメントすることで規定から外れるのか、その辺りは不明です。小売価格 税込1,764円(2025年5月現在)
アパッシメント
イタリアの伝統的なワイン製造技法の一つで、収穫したブドウを乾燥させて糖度や風味を凝縮させた状態で発酵させる手法です。特にヴェネト州で広く用いられ、アマローネやレチョートといったワインが代表例です。
アパッシメントの工程
- 収穫:
・完熟したブドウを選別して収穫。 - 乾燥 (Appassimento):
・風通しの良い場所や専用の乾燥ラックで約3〜4ヶ月間乾燥させる。
・乾燥により、ブドウの水分が約30〜40%減少し、糖度が凝縮される。 - 発酵:
・乾燥させたブドウを搾り、発酵。
・通常の発酵よりもゆっくりと進むため、濃厚でアルコール度数が高めのワインになる。

テイスティングメモ
ゴールドの外観。白桃やパイナップルのトロピカルな印象。厚みのあるリッチな味わい。酸味穏やかでアフターに苦味を感じる。アフターの苦味によるものかわからないが、印象よりはドライな感覚で飲み疲れないのがいい。酸味少なめなので、よく冷やして飲む方がいいだろう。魚介でもグリルして少し焦げ目がついた焼き魚に合わせたい。
点数:3.3(5点満点)
リッチな味わいの白ワインが好きな人にオススメ。