ワイン日記

ひさびさのワイン会参加!北海道ワインを中心に20種類飲みまくり!

コロナになってから自粛してきたワイン会。ワインショップ勤務のソムリエさんが集めた北海道ワインを中心にしたワイン会に参加してきました。

きらりと光るものからこんなワインがあるのかというものまで、全20種類のワインを堪能してきました。全て堪能したので、最後まで辿り着けないかもしれん・・と途中諦めかけましたが、記事で紹介したい気持ちで完飲してきました。

なかなかマニアックな品揃えのワイン会でしたので、ご紹介いたします。

ワイン会の会場|ビーガン料理が美味しい レスぺランス

札幌の高級住宅街である円山地区にある「VEGAN FRENCH RESTAURANT L’ESPERANCE」を貸し切ってのワイン会でした。

ビーカン料理は、肉や魚を使わず野菜のみでつくられる料理です。はじめて食べましたが、物足りなさを感じるどころか正直びっくりするくらい美味しかったです。

怒涛の20種類 ワインレビュー

  1. 泡|ルミエール スパークリング 甲州
  2. 泡|ドメーヌ・モン モンペ
  3. 泡|藤野ワイナリー くまコーラ
  4. 泡|ドメーヌ・ユイ Ty ペティヤン ロゼ
  5. シードル|タキザワワイナリー シードル
  6. シードル|ドメーヌ・タカヒコ ナカイ シードル
  7. ロゼ|ドメーヌ・アツシ スズキ ヨイチ ロゼ サンスフル
  8. ロゼ|ファットリア・アルフィオーレ ハナ
  9. 白|仲村ワイン工房 手造りわいん さちこ
  10. 白|タケダワイナリー 蔵王スター
  11. 白|農楽蔵 ノラポン ブラン
  12. 白|秋保ワイナリー 甲州
  13. 白|三養醸造 デラウェア
  14. 白|さっぽろワイン まかないブラン
  15. 白|熊本ワイン デラウェア
  16. 赤|キャメルファームワイナリー レンベルガー×ピノ・ノワール
  17. 赤|ドメーヌ・オヤマダ BOW!ルージュ
  18. 赤|余市ワイン オンレジストルモン メルロー
  19. 赤|牛久ワイナリー レガミ
  20. 赤|マオイ自由の丘ワイナリー 紅葉賀

泡|ルミエール スパークリング 甲州

生産者は山梨県の「ルミエール」。ブドウ品種は甲州のスパークリングワインです。ヴィンテージは2016年と7年目。

りんごの果実感とボンドの香りが熟成感を感じさせます。泡はおだやかで口当たり優しい。甲州はフレッシュなうちに飲むことが多いですが、自分では買うことがないだろうパターンのワインを飲めるところがワイン会の楽しいところ。

泡|ドメーヌ・モン モンペ

生産者は、北海道 余市のドメーヌ・モン。ドメーヌ・タカヒコの曽我貴彦さんの元で修行された山中敦生さんが2016年に開業したワイナリー。ヴィンテージは2017年なので、開業まもなくの頃のワインです。

品種は不明(ナイアガラかな?)です。チューインガムのような独特の香りがしました。

まだまだ先が長い、次へ進みます。

泡|藤野ワイナリー くまコーラ

生産者は、北海道 札幌の藤野ワイナリー。2000年からブドウ栽培を開始し、自然農法でワインづくりをしつつ、北海道内の契約栽培農家からブドウを買い付けてワインをつくられているようです。

コーラと言ってもスパークリングワインです。ヴィンテージは2017年。ブドウ品種はおそらくナイアガラ。懐かしい香りがします。子供の頃食べたチューインガムのような。

酸味ははつらつとしていて、泡もまだまだ元気です。ワインの持っているポテンシャルが高いんでしょうか。美味しかったです。

泡|ドメーヌ・ユイ Ty ペティヤン ロゼ

生産者は、北海道 余市のドメーヌ・ユイ。樹齢の古いラブルスカ種の各ブドウをブレンドしてつくられたスパークリングワイン。黒ブドウのキャンベルアーリーや白ブドウのナイアガラなど、実験的な醸造で作り上げたワイン。

ヴィンテージは2020年。りんごの香りにアフターに感じる苦味が独特。酸味はあまり感じられませんでした。

シードル|タキザワワイナリー シードル

生産者は、北海道 三笠のタキザワワイナリー。ブドウが原料のワインではなく、りんごが原料の醸造酒シードルです。ヴィンテージは2013年。10年の熟成を経たシードルはなかなか飲む機会がありません。

香りから熟成からくる苦味を感じます。味わいはアルコール度数こそ低いものの、りんごが原料の蒸留酒であるカルヴァドスに似た感じです。

シードル|ドメーヌ・タカヒコ ナカイ シードル

生産者は、北海道 余市のドメーヌ・タカヒコ。日本のピノ・ノワールにおけるトップランナーと言っていい存在です。ナカイ シードルは、余市の中井観光農園のりんごを使ったシードルで、2021年をもってドメーヌ・タカヒコでの醸造は終了したようです。

ヴィンテージは2017年。りんごをすりおろしたとき感じるような甘い香り。味わいは酸味がハツラツとしていて特徴的。熟成感もでていました。

ロゼ|ドメーヌ・アツシ スズキ ヨイチ ロゼ サンスフル

生産者は、北海道 余市のドメーヌ・アツシ スズキ。ドメーヌ・タカヒコの下で修行をして、2015年にワイナリーを設立。もともとドメーヌ・タカヒコから「余市ロゼ」として出ていたものを継承する形になったようです。

ヴィンテージは2017年。品種は、Muller (ミュラー), Kerner (ケルナー), Zweigelt (ツヴァイゲルト)のブレンドです。

サーモンピンクの色合い、微発泡です。力強くしっかりした味わいのロゼです。酸味とのバランスが良く美味しい。

ロゼ|ファットリア・アルフィオーレ ハナ

生産者は、宮城県のファットリア・アルフィオーレです。ヴィンテージは2019年。品種は聞きなれないスチューベン、ピノ・ノワール、メルロのブレンドです。

ローズピンクの色合い。花のような香りが広がります。アタックから口中に花の香りが広がり、酸味はおだやかでアフターに苦味を感じます。バランスがいい。

白|仲村ワイン工房 手造りわいん さちこ

生産者は、大阪府の仲村ワイン工房。ビンテージは2012年。白ワインではかなりの年数の熟成です。品種は、甲州、デラウェア、リースリングのブレンドです。

金色に近い色合い、香りはシェリーのような熟成香がします。味わいは、アルコール度数は低いもののやはりシェリーのようです。おもしろいですね〜。

白|タケダワイナリー 蔵王スター

生産者は、山形県のタケダワイナリー。ヴィンテージは2013年、品種はデラウェア100%です。

レモンイエロー。塩っぽい香りがします。口当たりはオイリーで、果実の甘みがさわやかに広がります。デラウェアがこんな味わいになるとは驚きです。リースリングにも似た雰囲気を感じつつ、もう少し酸味がほしいところです。これは10年経って、もしかするとピークはもう少しまえだったのかもしれません。

白|農楽蔵 ノラポン ブラン

生産者は、北海道 函館の農楽蔵です。北海道のテロワールを最大限活かしたようなブドウ作りから生まれるワインは美味でした。

ヴィンテージは2013年、品種はケルナーです。

レモンイエロー。塩っぽい香り。りんごの果実感に塩味と苦味のバランスがとてもいい。これは美味しい。自分の中で、この日一番のワインでした。

白|秋保ワイナリー 甲州

生産者は、宮城県の明保(あきう)ワイナリー。ビンテージは2016年、品種は甲州です。

アンバーのような色合いはどこから来たものなのか。残糖感のある独特な味わい。甲州はすっきり爽やかなイメージでしたが、まったく別物でした。

白|三養醸造 デラウェア

生産者は、山梨県の三養醸造。ヴィンテージは2018年、品種はデラウェアです。

濃いめのイエロー。ボンドのような香り。少し微発泡を感じます。味わいはさっぱりしていました。

白|さっぽろワイン まかないブラン

生産者は、北海道 札幌のさっぽろワイン。2020年ワイナリー創業。ビンテージは2021年、品種はケルナー、シャルドネのブレンド。まかないブランは、その年毎にブレンド比率を変えるスタイルのワイン。

淡いイエロー。ボンドのような香り、味わいにこれといった特徴を感じませんが、酸味、塩味、苦味を感じるバランスの良いワインです。

白|熊本ワイン デラウェア

生産者は、熊本県の熊本ワイン。ビンテージはN.V.、品種はデラウェアです。

淡いイエロー、若干オイリーです。酸味、身が身、甘みのバランスがいいです。

赤|キャメルファームワイナリー レンベルガー×ピノ・ノワール

生産者は、北海道 余市のキャメルファームワイナリー。「KALDI」が運営するワイナリーです。ヴィンテージは2016年、品種はドイツ系のレンベルガーとフランス系ピノ・ノワールのブレンドです。

ピノ・ノワール自体ブレンドされることがあまりない品種なので珍しいですね。

色合いはガーネット。花のような香りです。飲んだ印象はサンジョベーゼに似ていました。軽やかだけどしっかりした味わいで、出汁のような旨味も感じつつ余韻も長め。いいワインです。

赤|ドメーヌ・オヤマダ BOW!ルージュ

生産者は、山梨県のドメーヌ・オヤマダ。ヴィンテージは2017年、品種カベルネフラン、マスカットベリーA主体にムールヴェードル、プチヴェルドをブレンド。ボルドースタイルに日本を足したような構成ですね。

若干レンガがかったチェリーレッド。ボルドースタイルかと思ったら、ピノ・ノワールに似たクリアな味わい。樽感があり、骨格もしっかり。

赤|余市ワイン オンレジストルモン メルロー

生産者は、北海道 余市の余市ワイン。北海道の地酒「千歳鶴」の日本清酒が運営するワイナリーです。ヴィンテージは2019年、品種はメルロー。

ガーネット色。赤い花、チェリー、コッペパンの香り。味わいは酸味がハツラツとしていて、メルローのまろやかなイメージとはかなり異なります。メルローは長野県で品質の高いワインが造られていますが、北海道では寒すぎるのでしょうか。

赤|牛久ワイナリー レガミ

生産者は、茨城県の牛久(うしく)ワイナリー。歴史は古く、醸造所は国の重要文化財に指定されています。ヴィンテージは2020年、品種は不明。

ガーネット色。ボンドのような香り。酸味がハツラツとしていて、独特な印象。

赤|マオイ自由の丘ワイナリー 紅葉賀

生産者は、北海道 長沼のマオイ自由の丘ワイナリー。N.V.で、山ブドウを原料としたワイン。

色調は濃いめのガーネット。香りは独特な苦い感じ。酸味が強烈でした。これが山ブドウのワインなのか?あまり味わったことのな野生味溢れるワイン。

まとめ

今回は、コロナ禍でなかなか参加できなかったワイン会で出会ったワインをご紹介しました。

今後もワイン会に参加して新たなワインとの出会いを楽しみたいと思います。それにしてもワイン好きが集まるワイン会は、その場にいるだけでワクワク感が止まらなかったです。